巴川紙 Research Memo(9):2024年3月期は減益ながら15円配当継続
■株主還元策
巴川コーポレーション<3878>は、中期的視点に立って着実に株主価値を向上し、株主に対する適正な利益還元を経営の最重要課題として位置付けている。安定配当を継続する方針としつつ、連結及び単体業績水準と、内部留保の確保や財務体質の強化などを総合的に勘案して、機動的に決定する方針だ。
2023年9月に、優先配当の支払い負担を低減し、財務体質を健全化することを目的にA種優先株式の全部償還を行った。2024年3月期の配当金については、親会社株主に帰属する当期純利益が59.1%減と大幅減益となったが、15.00円配を継続した。2025年3月期についても15円配継続を予定している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)
《HN》
提供:フィスコ