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株価指数先物【昼】 +1σキープならショートカバーを誘う


 日経225先物は11時30分時点、前日比150円高の3万8750円(+0.38%)前後で推移。寄り付きは3万8500円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万8625円)を下回り、売り先行で始まった。ただし、寄り付き直後に付けた3万8480円を安値に切り返しており、ほどなくしてプラスに転じた。買い一巡後は3万8500円~3万8700円辺りと、ボリンジャーバンドの+1σ(3万8600円)を挟んだレンジでの推移を継続。終盤にかけてこれを上放れてきており、一時3万8810円まで買われる場面もみられた。

 日経225先物は米半導体株高や円安を受け、若干ながら買いが先行して始まるかにみえたが、地政学リスクへの警戒から下落して始まった。ただし、3万8500円水準での底堅さが意識されるなか、+1σ水準での攻防となった。終盤にかけて+1σを上回ってきたことから、後場も同水準を超えての推移が続くようだと、終盤にかけてショートカバーが入りやすい需給に向かいそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で14.33倍に低下した。エヌビディア<NVDA>が買われた流れから指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向が注目されたものの、アドバンテスト <6857> [東証P]が買われた一方で、東京エレクトロン <8035> [東証P]は下落しており、方向感をつかみづらくさせていた。

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