イージェイHD Research Memo(11):株主資本配当率3%以上を目安に累進配当を導入する方針を発表
■株主還元策
E・Jホールディングス<2153>は2024年7月に配当政策の変更と併せて、株主還元の平等性確保の観点から株主優待制度※の廃止を発表した。配当方針については従来、安定かつ継続的な増配を基本方針とし、株主資本金配当比率(DOE)3%を目安に事業環境や利益水準、配当性向等を総合的に勘案し、年1回の期末配当を実施してきたが、2025年5月期よりDOE3.0%以上を目安に累進配当を導入し、事業環境、利益水準、配当性向等を総合的に勘案する方針とし、新たに中間配当を導入することも決定した。同方針に基づき2025年5月期の1株当たり配当金は前期比10.0円(DOE0.2%)増配の65.0円(DOE3.0%)と8期連続の増配とし、うち中間配当25.0円を実施する予定だ。今後も1株当たり純資産が増加すれば増配が期待できることになる。
※ 従来は、毎年11月末の株主に対して保有株式数に応じてQUOカードを贈呈していた(100株以上1,000株未満で1,000円分、1,000株以上5,000株未満で3,000円分、5,000株以上で5,000円分)。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
《HN》
提供:フィスコ