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外為サマリー:145円台半ばで推移、FRB議長の講演を前に模様眺め

 23日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=145円67銭前後と前日の午後5時時点に比べて40銭程度のドル高・円安となっている。

 ドル円相場は前日のニューヨーク市場で一時146円53銭まで上伸したものの、この日の東京市場では上値が重くなった。朝方は146円台前半で神経質な動きとなっていたが、衆院財務金融委員会の閉会中審査での植田和男日銀総裁の答弁が伝えられたことをきっかけに円買い・ドル売りが流入。「日銀の経済・物価見通しが実現する確度が高まれば、金融緩和の調整を行う姿勢は変わらない」との見解を示したことで、金融正常化が継続されるとの見方が広がり、午前11時00分ごろには145円30銭近辺まで下押した。ただ、一方で「緩和的な金融環境は維持されていると考えており、引き続き経済活動をしっかりサポートしていく」とも述べており、一段と円を売り込む動きにはならなかった。その後はパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長がカンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で講演するのを前に模様眺めムードが広がり、午後は概ね145円台半ばで推移した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1126ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0010ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=162円07銭前後と同30銭程度のユーロ高・円安で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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