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東京株式(前引け)=反落、円高など嫌気し売り優勢

 21日前引けの日経平均株価は前営業日比257円57銭安の3万7805円35銭と反落。前場のプライム市場の売買高概算は6億9537万株、売買代金概算は1兆7547億円。値上がり銘柄数は349、対して値下がり銘柄数は1259、変わらずは38銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は朝方からリスク回避の売りが優勢となり、日経平均株価は一時450円あまりの下げで3万7600円台まで売り込まれる場面があった。その後は押し目買いに下げ渋る展開となったものの、戻し切れずマイナス圏での往来となっている。前日の米国株市場で主要株価指数が揃って反落したほか、外国為替市場で1ドル=145円台前半の推移と前日より円高方向に傾いていることで、半導体関連などハイテク株中心に買いが手控えられた。個別株をみても値下がり銘柄数が全体の76%を占めるなど売り圧力が強い。売買代金は前引け時点で1兆7000億円台と低水準。

 個別ではレーザーテック<6920>、ディスコ<6146>などが大きく値を下げたほか、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも軟調。ファーストリテイリング<9983>も値を下げた。ダイキン工業<6367>も売り優勢。コロワイド<7616>が急落、ニーズウェル<3992>も売られた。半面、キーエンス<6861>が上昇、キヤノン<7751>も高い。リクルートホールディングス<6098>も買いが優勢。宮越ホールディングス<6620>が値を飛ばし、キャリアデザインセンター<2410>も大幅高。

出所:MINKABU PRESS

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