ムサシ---1Qは減収、貨幣処理機器販売が新紙幣発行に伴う更新需要を取り込み順調に推移
ムサシ<7521>は6日、2025年3月期第1四半期(24年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比10.4%減の77.94億円、営業利益が同58.2%減の2.97億円、経常利益が同58.3%減の3.05億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同64.7%減の1.79億円となった。
情報・印刷・産業システム機材のうち、情報・産業システム機材は、業務用ろ過フィルターや工業用検査機材の販売が順調に推移した。また、文章のデジタル化事業も概ね順調に推移した。印刷システム機材は、印刷材料の販売が低調に推移したほか、機器の販売も需要低迷の影響で落ち込んだ。
金融汎用・選挙システム機材のうち、金融汎用システム機材は、貨幣処理機器の販売が金融機関や運輸業界向けに、新紙幣発行に伴う更新需要などを取り込み順調に推移した。選挙システム機材は、東京都知事選挙など地方選挙向けに投票用紙交付機、投票用紙読取分類器などの機器や、投開票システム等の販売に加え、システムサポート業務などが好調に推移した。
紙・紙加工品は、医薬品や化粧品向け紙器用板紙などの販売が伸長し、順調に推移した。また、印刷用紙や情報用紙の販売も概ね順調に推移した。
不動産賃貸業・リース事業等は堅調に推移した。
2025年3月期通期については、売上高が前期比1.8%増の337.39億円、営業利益が同26.7%減の7.90億円、経常利益が同73.3%増の19.46億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同87.4%増の14.39億円とする期初計画を据え置いている。
《SO》
提供:フィスコ