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話題株ピックアップ【夕刊】(2):キムラユニテ、アイスペース、中外薬

■キムラユニティー <9368>  1,645円  +65 円 (+4.1%)  本日終値
 キムラユニティー<9368>が大幅反発。25日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高151億2600万円(前年同期比3.4%増)、営業利益11億9400万円(同42.3%増)、純利益8億8100万円(同11.2%増)と大幅増益となったことが好感された。主要顧客の工場稼働停止などの影響はあったものの、主要顧客からの受注量の増加などにより主力の物流サービス事業が好調に推移した。また、モビリティサービス事業におけるメンテナンス契約台数の増加や情報サービス事業における受注量の増加なども寄与した。なお、25年3月期通期業績予想は、売上高630億円(前期比2.4%増)、営業利益44億円(同7.1%増)、純利益33億円(同4.1%増)の従来見通しを据え置いている。

■ispace <9348>  614円  +24 円 (+4.1%)  本日終値
 ispace<9348>が3日ぶりに急反発した。25日の取引終了後、欧州法人のispace EUROPEがルクセンブルクで独自に設計・製造を行ったマイクロローバー(小型月面探査車)について、フライトモデルの組み立てが完了したと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。今後、ルクセンブルクから日本へ輸送され、今年冬の打ち上げに向けて「HAKUTO-R」ミッション2のRESILIECEランダー(月着陸船)に搭載されるという。

■中外製薬 <4519>  6,264円  +238 円 (+4.0%)  本日終値
 中外製薬<4519>は大幅反発。25日の取引終了後、24年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算を発表。売上収益は前年同期比4.6%減の5528億6000万円と減収となったものの、最終利益は同18.9%増の1862億6200万円となった。直近3カ月間となる4~6月期では売上高が同18.1%増、最終利益が同34.5%増と大幅な増収増益となっており、業況を好感した買いを集めたようだ。血友病治療薬「ヘムライブラ」の輸出が好調に推移し、収益を押し上げた。

■デジタルガレージ <4819>  2,730円  +103 円 (+3.9%)  本日終値
 デジタルガレージ<4819>が4日ぶりに大幅反発した。25日の取引終了後、アクティビスト(物言う株主)として知られる香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントがDガレージの株式を買い増していたことが明らかとなり、思惑視されたようだ。同日に関東財務局に提出された変更報告書によると、オアシスの保有割合は9.26%から12.50%に上昇した。報告義務発生日は7月23日。保有目的は「ポートフォリオ投資および重要提案行為」としている。

■芙蓉総合リース <8424>  12,190円  +450 円 (+3.8%)  本日終値
 芙蓉総合リース<8424>が後場に入って切り返した。午後2時ごろに4~6月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比2.6%増の1613億4700万円、純利益は同6.5%増の99億5200万円だった。主力のリースや割賦が伸び、全体の業績を押し上げた。通期で減益を見込んでいるため、第1四半期時点での増益がポジティブサプライズとなって買いを呼び込んだもよう。

■三信電気 <8150>  2,146円  +75 円 (+3.6%)  本日終値
 三信電気<8150>が3日ぶりに反発。25日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(1~6月)連結業績について、売上高が従来予想の690億円から760億円(前年同期比2.3%増)へ、営業利益が14億円から21億円(同26.0%減)へ、純利益が7億円から10億円(同22.5%減)へそれぞれ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。為替相場が円安基調で推移したことにより、主に半導体や電子部品の販売、技術サポートを展開しているデバイス事業の業績が計画を上回ったことが要因としている。

■トーメンデバイス <2737>  7,210円  +240 円 (+3.4%)  本日終値
 トーメンデバイス<2737>が後場一段高。同社はきょう午後1時ごろ、25年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比5.4%増の32億9500万円となり、通期計画の76億円に対する進捗率は43.4%となった。売上高は同17.0%増の1028億8600万円で着地。主要取扱製品であるメモリー半導体の価格が上昇基調だったことなどが寄与した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。

■PAコンサル <4071>  1,919円  +62 円 (+3.3%)  本日終値
 プラスアルファ・コンサルティング<4071>が3日ぶりに反発。午前9時ごろ、統合型スクールマネジメントシステム「ヨリソル」において、従来の教育データの管理・分析といった教育ダッシュボードに加えて、新たにAIを活用した不登校予兆検知機能の提供を開始したと発表しており、好材料視された。新たに追加された機能は、深刻化する不登校問題の解決を目指して開発されたもの。過去不登校になってしまった不登校児童生徒の発言傾向やデジタルドリルの利用履歴などをテキストマイニングをはじめとする30種類以上のパターンで分析・深掘りすることで、出席日数など従来の校務系データだけでは見落とされていた潜在的な不登校リスクを早期に発見することが可能となったとしている。

■富士電機 <6504>  8,121円  +248 円 (+3.2%)  本日終値
 富士電機<6504>が3日ぶりに反発。25日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、最終利益を765億円から805億円(前期比6.8%増)へ上方修正したことが好感された。保有する投資有価証券の一部を売却するのに伴い、第2四半期に投資有価証券売却益を特別利益として計上することが要因。なお、売上高1兆1140億円(同1.0%増)、営業利益1090億円(同2.8%増)は従来見通しを据え置いている。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高2363億8700万円(前年同期比1.0%増)、営業利益172億5400万円(同17.7%増)、純利益114億7500万円(同6.7%減)だった。オートメーション分野や社会ソリューション分野、設備工事分野の需要増加によりインダストリー部門が伸長したほか、電動車(xEV)向けパワー半導体の需要拡大や為替影響により半導体部門が堅調だった。

■極東開発工業 <7226>  2,544円  +70 円 (+2.8%)  本日終値
 極東開発工業<7226>が3日ぶりに反発。25日の取引終了後、保有する投資有価証券の一部を売却するのに伴い、25年3月期第2四半期に投資有価証券売却益約19億円を特別利益として計上すると発表しており、好材料視された。なお、25年3月期通期業績予想にも織り込む予定としている。

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