新興市場銘柄ダイジェスト:ランサーズは反発、WASHハウスがストップ高
<4882> ペルセウス 550 -26
反発後マイ転。19日の取引終了後、同社が開発を主導する放射性同位体標識抗体「PPMX-T002」の研究成果が、欧州核医学会(EANM)の年次総会において発表演題に採択されたと発表、反発して始まったが、地合いに押され先週終値からマイナスに転じている。PPMX-T002は肺がんなどの固形がんに多数発現がみられるカドヘリン3(CDH)を標的とする放射性同位体標識抗体で、ヒト膵臓がんを移植したマウスを用いた実験において、顕著な治療効果が示されている。
<4484> ランサーズ 273 +15
反発。本日、MS&ADインターリスク総研と業務提携し、全国規模での外部人材のマッチング支援を行うと発表し、好材料視されている。同社はコンサルティング支援を行うMS&ADインターリスク総研へ自社の持つ外部人材活用ノウハウを提供し、企業向けIT人材を紹介することで、社会的な人材不足の解消を目指す。さらに、企業の人材不足・生産性向上・DX(デジタルトランスフォーメーション)促進を支援する。
<9330> 揚羽 1095 +150
ストップ高。位置情報データを用いたソリューションを提供するリクルートと電通のジョイントベンチャーであるブログウォッチャーと業務提携契約を締結したと発表し、好材料視されている。今回の業務提携により、同社とブログウォッチャーの相互送客に加え、両社の強みの「採用×マーケティング」によって企業の採用活動支援がより強固なものになるため、企業が求職者から選ばれるための採用ブランディングやターゲット人材獲得のための採用マーケティングを成功に導き、持続的な企業価値向上に貢献していくという。
<6557> AIAI 1320 +300
ストップ高。19日の取引終了後、24年9月30日を基準日として1株につき2株の割合をもって株式分割すると発表した。投資単位当たりの金額を引き下げることで、投資家がより投資しやすい環境を整え、株式の流動性を向上し、投資家層の拡大を図ることが目的という。また、24年9月末時点の株主から株主優待制度を導入すると発表した。毎年3月末及び9月末時点で300株以上を保有する株主を対象に、一律で各1万5000円分(年間合計3万円分)のQUOカードを贈呈するとしている。
<6537> WASHハウス 428 +80
ストップ高。事業開始予定を24年10月下旬とし、新たな事業として、丈夫で移設可能なコンテナを活用したコンテナ型セルフランドリー店舗の展開を行うと発表した。出店に係る時間を短縮できるほか、出店リスクを軽減でき定期借地権の残存年数に大きく影響されずに出店できるため、出店可能な立地条件が広がることから、更なる店舗網の拡大につながることが期待される。また、同様のコンテナを活用したコンテナ型ホテルの供給も開始し、ストック型の新たな収入基盤の構築を図る計画とした。
<9245> リベロ 1829 +76
年初来高値更新。24年12月期の連結業績予想について、売上高を32.5億円から34.5億円(6.2%増)へ、営業利益を2.6億万円から4.0億円(同53.8%増)へ、純利益を1.7億円から2.6億円(同52.9%増)へ上方修正した。新規取引先の獲得が順調に進み受注率が向上し、売上高が当初見込みを上回る見通しとなった。また、取引先との手数料条件の見直しを行ったことや生産性が向上したこと等により利益率の改善が図られ、営業利益や純利益も見込みを上回る見通しとなった。
《ST》
提供:フィスコ