話題株ピックアップ【夕刊】(3):ライフコーポ、フジ、エデュラボ
■ライフコーポレーション <8194> 3,685円 -125 円 (-3.3%) 本日終値 東証プライム 下落率10位
ライフコーポレーション<8194>は3日続落。8日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)連結決算は、売上高2063億8200万円(前年同期比5.4%増)、営業利益69億4500万円(同9.4%増)、純利益48億6700万円(同10.2%増)と増収増益となったが、サプライズ感はないとの見方から売られたようだ。5店舗の新規出店(閉店1店舗)を行ったほか、ネットスーパーの拡大、「BIO-RAL(ビオラル)」などのプライベートブランド商品の強化、鮮度・おいしさを追求した商品施策などを実施した結果、売上高が伸長した。新規出店に伴う賃借料など各種物件費増や人への投資・処遇改善などに伴う人件費増もあったが、カイゼン活動による生産性の向上などで吸収した。なお、25年2月期通期業績予想は、売上高8534億円(前期比5.4%増)、営業利益247億円(同2.4%増)、純利益170億円(同0.4%減)の従来見通しを据え置いている。
■フジ <8278> 1,935円 -54 円 (-2.7%) 本日終値
フジ<8278>は反落。同社は8日の取引終了後、25年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算を発表。経常利益は前年同期比35.4%減の18億900万円となった。大幅減益となったほか、通期の計画に対する経常利益の進捗率は10%台と低調な滑り出しとなり、見切り売りを促す要因となった。営業収益は同0.4%増の1961億6500万円だった。従業員に対する賃上げの影響が出たほか、既存店の活性化や販売促進、本社移転に関する費用の計上もあって、販売費及び一般管理費が増加した。企業合併に伴う法人税等調整額の増加も響き、最終利益は同94.0%減の1億700万円となった。
■EduLab <4427> 358円 +80 円 (+28.8%) ストップ高 本日終値
EduLab<4427>がストップ高。全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)のオンライン化を巡り文部科学省が8日、2027年度から全面的に実施する案を有識者会議に示したことが伝わっている。教育関連サービス会社のエデュラボはテスト運営・受託事業を手掛け、全国学力テストを受託した実績があることから、思惑的な物色が向かったようだ。
■リベルタ <4935> 630円 +100 円 (+18.9%) ストップ高 本日終値
リベルタ<4935>がストップ高。全国各地で猛暑が続いており、8日には最高気温が35度以上の猛暑日を記録した地点が4日連続で100を超えるなどしたことから、塗るタイプの冷感アイテムブランド「クーリスト」を展開する同社に新たな猛暑対策関連として関心が高まっているもよう。「クーリスト」ブランドは、前期の販売実績が好調であったことから、24年12月期は第1四半期では取り扱い店舗数が約5000店舗増加したとしており、今期も業績への貢献が期待されている。
■アスカネット <2438> 700円 +100 円 (+16.7%) ストップ高 本日終値
アスカネット<2438>がストップ高。きょう付の日刊工業新聞で「2024年度中にも、独自の光学プレートを介して空中に映像を投影する技術『空中ディスプレイ』の海外量産車への採用を目指す」と報じられており、好材料視された。記事によると、中国新興メーカーの電気自動車(EV)における車載ディスプレイやインフォテインメント(情報・娯楽)システムなどでの利用を想定しているという。EVの普及が急速に進む中国では、車載インフォテインメントの新技術に関心が高いとされ、量産車に採用されれば業績へのインパクトが期待できることから、これが買いにつながっているようだ。
■バリュークリエーション <9238> 1,275円 +179 円 (+16.3%) 一時ストップ高 本日終値
バリュークリエーション<9238>は急騰。8日取引終了後に株主優待制度の拡充を発表しており、これを好感した買いが膨らんだ。毎年2月末を基準日とする通常の株主優待について、現行では保有株数や期間に応じてQUOカード500~2000円分を贈呈したが、変更後は1500~6000円分とする。また、今年8月末を基準日とする上場1周年記念株主優待(100株以上保有が対象、保有期間の条件なし)についてはQUOカード1000円分から3000円分へ増額する。
■ステムリム <4599> 460円 +39 円 (+9.3%) 本日終値
ステムリム<4599>が急伸。8日の取引終了後、大阪大学大学院医学系研究科・幹細胞遺伝子治療学共同研究講座と共同研究を行っているPJ5:幹細胞遺伝子治療について、栄養障害型表皮水疱症を対象とした治療薬としての用途特許が日本において登録されることになったと発表しており、これを好感した買いが流入した。同特許は、栄養障害型表皮水疱症の根治治療を目的とした遺伝子治療技術を保護するもので、特許成立により日本国内における同遺伝子治療の事業化の独占性を担保することが可能になる。なお、同件による24年7月期業績への影響はないとしている。
■鈴茂器工 <6405> 1,594円 +106 円 (+7.1%) 本日終値
鈴茂器工<6405>が大幅続伸し年初来高値を更新。午前11時ごろ、従来製品に比べてコンパクト化を図ったコンパクトシャリ玉ロボット「S-Cube(エスキューブ)」を7月23日に発売すると発表しており、好材料視された。回転寿司業態や小売業で普及している最もベーシックなシャリ玉ロボットと比較して、高さで約37%、重量で約46%のダウンを図り、さまざまな調理器具や食材が置かれるキッチン・厨房の中の小さなスペースでも設置ができるようにしたという。また、既存製品に比べ費用面からも導入しやすく、これまでよりさらに幅広い業態の飲食店での需要に対応したとしており、需要拡大が期待されている。
●ストップ高銘柄
Amazia <4424> 441円 +80 円 (+22.2%) ストップ高 本日終値
PRISMバ <206A> 620円 +100 円 (+19.2%) ストップ高 本日終値
など、5銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
ライフコーポレーション<8194>は3日続落。8日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)連結決算は、売上高2063億8200万円(前年同期比5.4%増)、営業利益69億4500万円(同9.4%増)、純利益48億6700万円(同10.2%増)と増収増益となったが、サプライズ感はないとの見方から売られたようだ。5店舗の新規出店(閉店1店舗)を行ったほか、ネットスーパーの拡大、「BIO-RAL(ビオラル)」などのプライベートブランド商品の強化、鮮度・おいしさを追求した商品施策などを実施した結果、売上高が伸長した。新規出店に伴う賃借料など各種物件費増や人への投資・処遇改善などに伴う人件費増もあったが、カイゼン活動による生産性の向上などで吸収した。なお、25年2月期通期業績予想は、売上高8534億円(前期比5.4%増)、営業利益247億円(同2.4%増)、純利益170億円(同0.4%減)の従来見通しを据え置いている。
■フジ <8278> 1,935円 -54 円 (-2.7%) 本日終値
フジ<8278>は反落。同社は8日の取引終了後、25年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算を発表。経常利益は前年同期比35.4%減の18億900万円となった。大幅減益となったほか、通期の計画に対する経常利益の進捗率は10%台と低調な滑り出しとなり、見切り売りを促す要因となった。営業収益は同0.4%増の1961億6500万円だった。従業員に対する賃上げの影響が出たほか、既存店の活性化や販売促進、本社移転に関する費用の計上もあって、販売費及び一般管理費が増加した。企業合併に伴う法人税等調整額の増加も響き、最終利益は同94.0%減の1億700万円となった。
■EduLab <4427> 358円 +80 円 (+28.8%) ストップ高 本日終値
EduLab<4427>がストップ高。全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)のオンライン化を巡り文部科学省が8日、2027年度から全面的に実施する案を有識者会議に示したことが伝わっている。教育関連サービス会社のエデュラボはテスト運営・受託事業を手掛け、全国学力テストを受託した実績があることから、思惑的な物色が向かったようだ。
■リベルタ <4935> 630円 +100 円 (+18.9%) ストップ高 本日終値
リベルタ<4935>がストップ高。全国各地で猛暑が続いており、8日には最高気温が35度以上の猛暑日を記録した地点が4日連続で100を超えるなどしたことから、塗るタイプの冷感アイテムブランド「クーリスト」を展開する同社に新たな猛暑対策関連として関心が高まっているもよう。「クーリスト」ブランドは、前期の販売実績が好調であったことから、24年12月期は第1四半期では取り扱い店舗数が約5000店舗増加したとしており、今期も業績への貢献が期待されている。
■アスカネット <2438> 700円 +100 円 (+16.7%) ストップ高 本日終値
アスカネット<2438>がストップ高。きょう付の日刊工業新聞で「2024年度中にも、独自の光学プレートを介して空中に映像を投影する技術『空中ディスプレイ』の海外量産車への採用を目指す」と報じられており、好材料視された。記事によると、中国新興メーカーの電気自動車(EV)における車載ディスプレイやインフォテインメント(情報・娯楽)システムなどでの利用を想定しているという。EVの普及が急速に進む中国では、車載インフォテインメントの新技術に関心が高いとされ、量産車に採用されれば業績へのインパクトが期待できることから、これが買いにつながっているようだ。
■バリュークリエーション <9238> 1,275円 +179 円 (+16.3%) 一時ストップ高 本日終値
バリュークリエーション<9238>は急騰。8日取引終了後に株主優待制度の拡充を発表しており、これを好感した買いが膨らんだ。毎年2月末を基準日とする通常の株主優待について、現行では保有株数や期間に応じてQUOカード500~2000円分を贈呈したが、変更後は1500~6000円分とする。また、今年8月末を基準日とする上場1周年記念株主優待(100株以上保有が対象、保有期間の条件なし)についてはQUOカード1000円分から3000円分へ増額する。
■ステムリム <4599> 460円 +39 円 (+9.3%) 本日終値
ステムリム<4599>が急伸。8日の取引終了後、大阪大学大学院医学系研究科・幹細胞遺伝子治療学共同研究講座と共同研究を行っているPJ5:幹細胞遺伝子治療について、栄養障害型表皮水疱症を対象とした治療薬としての用途特許が日本において登録されることになったと発表しており、これを好感した買いが流入した。同特許は、栄養障害型表皮水疱症の根治治療を目的とした遺伝子治療技術を保護するもので、特許成立により日本国内における同遺伝子治療の事業化の独占性を担保することが可能になる。なお、同件による24年7月期業績への影響はないとしている。
■鈴茂器工 <6405> 1,594円 +106 円 (+7.1%) 本日終値
鈴茂器工<6405>が大幅続伸し年初来高値を更新。午前11時ごろ、従来製品に比べてコンパクト化を図ったコンパクトシャリ玉ロボット「S-Cube(エスキューブ)」を7月23日に発売すると発表しており、好材料視された。回転寿司業態や小売業で普及している最もベーシックなシャリ玉ロボットと比較して、高さで約37%、重量で約46%のダウンを図り、さまざまな調理器具や食材が置かれるキッチン・厨房の中の小さなスペースでも設置ができるようにしたという。また、既存製品に比べ費用面からも導入しやすく、これまでよりさらに幅広い業態の飲食店での需要に対応したとしており、需要拡大が期待されている。
●ストップ高銘柄
Amazia <4424> 441円 +80 円 (+22.2%) ストップ高 本日終値
PRISMバ <206A> 620円 +100 円 (+19.2%) ストップ高 本日終値
など、5銘柄
●ストップ安銘柄
なし
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