日経平均VIは低下、株価底堅く警戒感が後退
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時10分現在、前日比-2.22(低下率10.70%)の18.53と低下している。なお、今日ここまでの高値は19.96、安値は17.93。
昨日の米株式市場は主要指数が高安まちまちで東京市場の手掛かり材料となりにくい中、今日の東京株式市場は売り買いが交錯し、日経225先物は上昇して始まった後、朝方は下げに転じる場面があった。ただ、下値を売り急ぐ動きはなく、その後はプラス圏で概ね底堅い動きとなっていることから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退し、日経VIは昨日の水準を下回って推移している。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
《SK》
提供:フィスコ