ヨシコンに物色人気集中、前期営業益倍増・今期2割増益予想で増配・自社株買いなど材料盛りだくさん
ヨシコン<5280>が大口の買い注文に値が付かず、カイ気配のまま水準を切り上げている。静岡を地盤に事業用不動産開発やマンションを手掛けるが、足もとの業績は会社側の想定を上回る好調な推移をみせている。不動産投資法人への物件供給や商工業用地の売却が増加し全体収益を牽引、コスト低減への取り組みも結実している。前週2日に発表した24年3月期決算は営業利益が前の期比2.1倍の30億2900万円と急拡大したほか、続く25年3月期についても同利益は前期比22%増の37億円予想と大幅な伸びが続く見通し。また、株主還元も強化し、前期配当は従来計画に4円増額の55円、今期は更に3円増配となる58円を計画している。加えて、発行済み株式数2.82%相当の20万株、金額で3億円を上限とする自社株買いを実施することも併せて発表、これらを材料に投資資金が集中する格好となった。
出所:MINKABU PRESS
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