東京株式（寄り付き）＝買い先行、急落の反動で買い戻し優勢に

　２日の東京株式市場は買い先行でスタート、寄り付きの日経平均株価は前営業日比８９円高の３万９８９２円と反発。

　前日の米国株市場では米長期金利の上昇を嫌気して景気敏感株などが売られＮＹダウが３日ぶり反落となったが、大手ＩＴ株が買われたことで、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は小幅ながら上昇して引けた。半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数（ＳＯＸ指数）も堅調だったことで、東京市場でも同関連株に追い風となる。また、前日に日経平均は一時６００円を超える急落に見舞われるなどオーバーシュート気味に売られた反動もあり、きょうは値ごろ感からの買い戻しを誘発しやすい。外国為替市場でドル高・円安方向に振れていることも、ハイテクセクターの株価にポジティブに作用しそうだ。

出所：MINKABU PRESS