エージェント・インシュアランス・グループ Research Memo(8):2024年12月期は大型のM&Aを実行
■今後の見通し
1. 2024年12月期の業績見通し
エージェント・インシュアランス・グループ<5836>の2024年12月期の連結業績は、営業収益で前期比118.8%増の7,763百万円、営業利益で同77.1%増の274百万円となる高い成長を予想している。2024年4月には同社グループよりも事業規模の大きい、生命保険を主軸とする総合保険代理店ファイナンシャル・ジャパンの全株式をSBI新生銀行から取得する計画。ファイナンシャル・ジャパンの業績の連結決算への影響は2024年12月期第3四半期以降となる見通しであり、当期連結業績予想に含めている。また引き続き保険会社とのさらなる関係強化を図りながら、マーケット拡大に向けた保険代理店のM&A及び事業承継を推進する。これまでは、中小規模かつ保険代理店を専業とする専業代理店を中心にM&A及び事業承継を行っていたが、今後は1件1件のM&A及び事業承継規模の拡大に加えて、自動車ディーラーや不動産販売等の他業務とあわせて保険販売を行う兼業代理店のM&A及び事業承継も積極的に行う。今後、さらなる保有マーケット拡大に向け、生命保険代理店のM&A及び事業承継、そしてアップセル・クロスセルを推進し、新規契約の増加を図る。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 田窪芳人)
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提供:フィスコ