【特集】「ヨウ素」が14位に浮上、ペロブスカイト太陽電池の主原料として関心<注目テーマ>
TOPIX <日足> 「株探」多機能チャートより
1 不動産関連
2 半導体
3 人工知能
4 生成AI
5 ペロブスカイト太陽電池
6 インバウンド
7 インド関連
8 地方銀行
9 半導体製造装置
10 TOPIXコア30
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「ヨウ素」が14位に浮上している。
東京都は19日、従来の太陽光パネルとは異なり薄くて軽く曲げられる「ペロブスカイト太陽電池」の実証実験を始めた。同太陽電池を搭載したIoTセンサーを都庁展望室に設置し、温度や湿度、CO2濃度を測定するとともに発電性能や耐久性を検証する。この実証に使われる太陽電池はリコー<7752>が開発した。
ペロブスカイト太陽電池を巡っては今月初めにKDDI<9433>が基地局で行っている実証実験の様子を公開するなど、ここのところ話題が相次ぎ、株式市場でも注目度が増している。日本が技術力で先行しているとされ、政府も研究開発を後押ししているため今後の普及が期待される。こうしたなか、同太陽電池の主原料であるヨウ素への関心も高まっているようだ。
ヨウ素は資源の乏しい日本が輸出できる数少ない天然資源で、千葉県に世界有数の埋蔵量がある。ヨウ素生産を手掛ける銘柄は大手の伊勢化学工業<4107>とK&Oエナジーグループ<1663>を筆頭に、INPEX<1605>、マナック・ケミカル・パートナーズ<4360>など。K&Oエナジのヨウ素生産子会社に出資し、事業面で連携する豊田通商<8015>も関連銘柄に挙げられる。
出所:MINKABU PRESS