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【特集】「不動産関連」が2位にランクアップ、マイナス金利解除も影響限定的との見方優勢<注目テーマ>

東急不HD <日足> 「株探」多機能チャートより
★人気テーマ・ベスト10
1  人工知能
2  不動産関連
3  半導体
4  生成AI
5  金利上昇メリット
6  半導体製造装置
7  円安メリット
8  地方銀行
9  円高メリット
10  銀行

 みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「不動産関連」が2位にランクアップしている。

 日銀は19日まで開いた金融政策決定会合で、マイナス金利の解除を決定した。一般的に金利が上昇すると、借り入れコストが増加するため、不動産の購入や投資が抑制され、不動産価格が下落する可能性があり、不動産会社にとっては業績下押しの影響が懸念される。ただ、日銀がマイナス金利を解除するとの観測報道が出始めて以降、不動産株には警戒感から売りが目立っていたことに加えて、金融政策決定会合後の声明文に「緩和的金融環境が継続する」とも盛り込まれたことから、目先的には金利が急上昇して業績を下押しするとの懸念が和らいだ格好となり、不動産株には買い戻しの動きが優勢となっている。

 一方、マイナス金利が解除されても、住宅ローンの変動型金利は足もとで低水準で推移しており、短期間で大きく上昇する可能性は低い。日銀の植田和男総裁は21日の参院財政金融委員会でマイナス金利解除後の住宅ローンについて、「大幅に上昇するとはみていない」と述べている。また、仮に金利が上昇したとしても、建設コストの高騰からマンション価格の高止まりが続くとの見方は強い。これらもテーマとしての「不動産関連」への関心を高めることにつながっているようだ。

 この日の関連銘柄の動きでは、東急不動産ホールディングス<3289>、三井不動産<8801>、三菱地所<8802>、東京建物<8804>、住友不動産<8830>など大手不動産株は高いものが目立つ。

出所:MINKABU PRESS

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