三菱UFJ、第一生命HDなど強弱観対立、日銀決定会合を前に思惑錯綜
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクや第一生命ホールディングス<8750>など大手生保株は強弱観対立のなか、前日終値近辺でもみ合う展開。きょう結果が発表される日銀金融政策決定会合の結果を前に方向感が見えにくい状況にある。今回の決定会合ではマイナス金利解除の見送りが想定され、株価的にも織り込みが進んでいるとみられるが、マーケットが関心を寄せるのは、今後どのタイミングでマイナス金利解除に動くのかということ。現状では4月解除のシナリオが有力視されているが、場合によっては早まる可能性もある。その意味で引け後の植田日銀総裁の記者会見が注目され、長期金利の動向が運用環境に大きな影響を与える銀行や生保セクターの株価については、会見での植田総裁の発言内容を見極めたいという思惑から足もと様子見ムードが強い。
出所:MINKABU PRESS
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