トリプルアイズ Research Memo(7):強みは、「PoCの壁」を乗り越える技術力と社会実装力
■事業概要
4. 強み
トリプルアイズ<5026>の強みは「技術力」と「社会実装力」を兼ね備えていることであると弊社では考えている。研究開発系AIベンチャーなど、ディープラーニングをはじめとする先端テクノロジーの研究開発に取り組みAIサービスを提供する企業は増えてきている。一方で、実際にAIサービスを業務システムに社会実装し、業務への定着まで支援できる企業は限定されている。AIビジネスにおいては、PoC(概念実証)の実施までは行うものの、その後の本格運用にはなかなか至らない、いわゆる「PoCの壁」に阻まれるケースが散見される。同社は、AIZE部門で画像認識プラットフォームを独自開発してきた技術力を有していることに加え、元々SI部門でシステムインテグレーションビジネスを手掛けてきたことから、「PoCの壁」を乗り越え、様々な社会課題を解決するシステムを実装してきた実績を有している。引き続き、同社の競争力は維持されていくと弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 永岡宏樹)
《SI》
提供:フィスコ