ヤマウHDが3連騰、PER・配当利回りなど割安感顕著で27年ぶり高値圏
ヤマウホールディングス<5284>が軟調地合いのなか3連騰と気を吐いている。寄り付き早々に80円超の上昇をみせ、11月27日につけた年初来高値1829円を上抜き約3週間ぶりに新高値圏に突入した。土木用コンクリート2次製品の大手で官公需が売り上げ全体の約7割を占めている。24年3月期営業利益は前期比6%増の21億2000万円と増益転換を見込んでいる。時価は1996年以来約27年ぶりの高値水準に浮上しているが、株価指標面ではPER8倍と超割安圏にあるほか、配当利回りが3.7%前後と高く、依然として水準訂正余地がある。上位株主に化学品・セメントの準大手であるトクヤマ<4043>のほか、住石ホールディングス<1514>の株式買い増しで話題となった麻生(福岡県飯塚市)が入っていることで、物色人気が助長されている面もあるようだ。
出所:MINKABU PRESS
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