日経レバが大幅安で2万円台割れ、信用買い残急増も株価は逆方向に
NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が急反落、フシ目の2万円大台を割り込んだ。前週末の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに7連騰で、ダウは最高値街道を走る状況にあるが、買い疲れ感から上値も重くなっている。一方、国内は外国為替市場でのドル安・円高は一服しているものの、国内政局不安などで海外投資家などの売りが警戒されるところ。今週はあすに日銀金融政策決定会合を控えていることもあって、マイナス金利解除に向けた動きに警戒感が拭えず、日経平均株価は400円を超える急落を余儀なくされた。日経平均に連動するETFでボラティリティが2倍に基本設定されている日経レバは、全体地合いが波乱含みとなるなかで目先短期筋の売り買いが活発化している。直近12月8日時点のデータでは、信用売り残が減少する一方、買い残が大幅に増加しており、信用倍率が4.0倍台に達するなど需給が緩んでいる。
出所:MINKABU PRESS
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