ミマキエンジニアリング---2Qは増収・増益、営業利益以下の通期予想を上方修正
ミマキエンジニアリング<6638>は14日、2024年3月期第2四半期(23年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.3%増の354.37億円、営業利益が同23.7%増の23.31億円、経常利益が同17.9%増の20.14円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同9.0%増の14.12億円となった。
SG(サイングラフィックス)市場向けの売上高は142.51億円(前年同期比4.0%増)となった。本体でフラグシップモデルやエントリーモデルの販売が増加した一方で、既存モデルの販売が減少したものの、インクの販売が堅調に推移し、為替のプラス影響もあり増収となった。
IP(インダストリアルプロダクツ)市場向けの売上高は94.84億円(同0.8%増)となった。小型フラットベッド機を中心に、新製品の販売が拡大した前年同期との比較で減少したものの、インクの販売増及び為替のプラス影響もあり、前年同期並となった。
TA(テキスタイル・アパレル)市場向けの売上高は40.97億円(同22.5%増)となった。先進国を中心に、当期から投入した新製品が好調な販売となり、インクの販売も堅調に推移し、大幅な増収となった。
FA(ファクトリーオートメーション)事業の売上高は21.35億万円(同4.8%減)となった。基板実装装置や半導体製造装置の販売が増加した一方で、前年同期が需要増により好調だった基板検査装置、金属加工、FA装置の販売が減少し、減収となった。
2024年3月期通期については、同日、連結業績予想の修正を発表した。売上高が前期比8.8%増(前回予想比1.5%減)の768.00億円、営業利益が同14.1%増(同10.0%増)の48.40億円、経常利益が同12.9%増(同10.9%増)の42.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.6%増(同10.9%増)の31.60億円としている。
《SI》
提供:フィスコ