きちりホールディングス---1Qは2ケタ増収・営業利益および経常利益が黒字化、新規事業「地方創生事業」を開始
きちりホールディングス<3082>は6日、2024年6月期第1四半期(23年7月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比45.4%増の32.64億円、営業利益が1.68億円(前年同期は1.93億円の損失)、経常利益が0.16億円(同1.97億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が0.32億円(同1.58億円の損失)となった。新型コロナ前の2020年6月期第1四半期の業績と比較すると、売上高は30.1%増、営業利益は127.0%増だった。
同社グループは、KICHIRI業態・いしがまやハンバーグ業態・韓国料理業態等、あらゆる立地に対応した様々な業態を保有しており、トレンドを的確に捉える高い業態開発力を持っている。また、従業員一人ひとりが、同社グループの企業理念である「大好きがいっぱい」を表現し、同社グループ独自の“おもてなし”を提供することで競合他社との差別化を図っていくとしている。
フランチャイズ事業については、ハンバーグ業態にて、西日本最大級の総合スーパーであるイズミが展開するショッピングセンター「ゆめタウン」への出店を行っている。
2023年4月より新たに地方創生事業を開始した。これまでの「直営展開事業」のみならず、外食事業運営基盤を活用した「プラットフォームシェアリング事業」を通じて、同社がこれまで培ってきたプロデュース力やコンサルティング力を活かして多種多様な分野におけるブランドホルダーとのコラボレーションを実現することで新たな顧客価値を創造し、また人々の働き方やライフスタイルの変化から生まれる様々な課題を新しいテクノロジーによって解決するDXについても積極的に推進してきた。このように事業を複数展開する中、「プラットフォームシェアリング事業」で培ったノウハウが、日本全体の活力向上を目指す地方創生に寄与できるのではないかと考え、この度の新規事業「地方創生事業」を開始することとなった。
2024年6月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比23.4%増の135.00億円、営業利益は5.00億円、経常利益は4.70億円、親会社株主に帰属する当期純利益は2.00億円とする期初計画を据え置いている。
《SO》
提供:フィスコ