ダウ平均は続落 米政府機関閉鎖は回避も上値重い 米国債利回りが本日も上昇=米国株概況
NY株式2日(NY時間16:22)
ダウ平均 33433.35(-74.15 -0.22%)
S&P500 4288.39(+0.34 +0.01%)
ナスダック 13307.77(+88.45 +0.67%)
CME日経平均先物 31640(大証終比:-180 -0.57%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続落。10月相場に入って米株式市場は上値の重い展開で始まっている。懸念されていた米政府機関閉鎖は土壇場で45日分のつなぎ予算を議会が承認したことで、ひとまず回避された。
しかし、米株式市場の反応はポジティブな反応を見せていない。米国債利回りが本日も上昇し、10年債が一時4.70%と2007年以来の高水準に上昇する中で、10月相場に対する警戒感が広がっている。
また、11月中旬までの政府機関閉鎖の回避により、FRBは11月1日のFOMCで追加利上げに踏み切る可能性が高まったとの声も出ていた。この日発表のISM製造業景気指数は予想を上回る内容となり、米製造業のセンチメント低迷に安定化の兆しを示したものの、こちらも追加利上げの連想に繋がったようだ。
FRBの高金利の長期化と、それに伴うソフトランディングの期待後退が9月相場を圧迫していた。10月相場もその流れが継続するのではとの警戒感は根強い。
今週は6日金曜日に米雇用統計の発表が予定され、米政府機関閉鎖が回避されたことで無事発表されそうだ。市場も目先はそれに向かってポジションをメイクして行くことになりそうだ。また、来週の米大手銀を皮切りに始まる決算発表の反応も待ちたいところのようだ。
本日はIT・ハイテク株には買い戻しも見られたものの、テスラ<TSLA>は上値が重い。取引開始前に第3四半期の出荷台数を公表し、43.51万台と予想の45.67万台を下回った。ただ、プラス圏では引けている。
仮想通貨関連株の上昇が目立った。本日はビットコインが大幅に上昇しており、関連株にも買いが広まっている模様。ビットコインの上昇については特段の材料は出ていないものの、米政府機関の閉鎖が土壇場でひとまず回避されたことや、本日から第4四半期相場入りで、新規の資金フローも観測されている模様。6週間ぶりの高値に上昇している。
歯科用の医療機器を手掛けるスマイル・ダイレクト・クラブ<SDC>が急落。先週末の引け後に破産法11条適用を申請した。
娯楽施設のスフィア・エンターテインメント<SPHR>が上昇。同社のラスベガスの施設が金曜日にロックバンドU2のショーでオープンした。
遺伝子情報のインビテ<NVTA>が大幅高。特定のがんの高いリスクに関連する遺伝子変異の検出を支援する検査の販売をFDAが承認した。
再生可能エネルギー発電を手掛けるネクステラ・エナジー・パートナーズ<NEP>が大幅反落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価も従来の80ドルから30ドルに引き下げた。ウォール街で最も低い水準。親会社のネクステラ・エナジー<NEE>も大幅安。
スマイル・ダイレクト・クラブ<SDC> 0.16(-0.25 -61.18%)
インシュレット<PODD> 165.04(+5.55 +3.48%)
スフィア<SPHR> 41.29(+4.13 +11.11%)
インビテ<NVTA> 0.69(+0.08 +13.93%)
イーライリリー<LLY> 538.29(+1.16 +0.22%)
ネクストエラ・エナジー・パートナーズ<NEP> 24.74(-4.96 -16.70%)
コインベース<COIN> 75.31(+0.23 +0.31%)
マラソン・デジタル<MARA> 8.53(+0.03 +0.35%)
ライオット<RIOT> 9.88(+0.55 +5.89%)
マイクロストラテジー<MSTR> 329.49(+1.21 +0.37%)
ビット・デジタル<BTBT> 2.23(+0.09 +4.21%)
アップル<AAPL> 173.75(+2.54 +1.48%)
マイクロソフト<MSFT> 321.80(+6.05 +1.92%)
アマゾン<AMZN> 129.46(+2.34 +1.84%)
アルファベットC<GOOG> 135.17(+3.32 +2.52%)
テスラ<TSLA> 251.60(+1.38 +0.55%)
メタ・プラットフォームズ<META> 306.82(+6.61 +2.20%)
AMD<AMD> 103.27(+0.45 +0.44%)
エヌビディア<NVDA> 447.82(+12.83 +2.95%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 33433.35(-74.15 -0.22%)
S&P500 4288.39(+0.34 +0.01%)
ナスダック 13307.77(+88.45 +0.67%)
CME日経平均先物 31640(大証終比:-180 -0.57%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続落。10月相場に入って米株式市場は上値の重い展開で始まっている。懸念されていた米政府機関閉鎖は土壇場で45日分のつなぎ予算を議会が承認したことで、ひとまず回避された。
しかし、米株式市場の反応はポジティブな反応を見せていない。米国債利回りが本日も上昇し、10年債が一時4.70%と2007年以来の高水準に上昇する中で、10月相場に対する警戒感が広がっている。
また、11月中旬までの政府機関閉鎖の回避により、FRBは11月1日のFOMCで追加利上げに踏み切る可能性が高まったとの声も出ていた。この日発表のISM製造業景気指数は予想を上回る内容となり、米製造業のセンチメント低迷に安定化の兆しを示したものの、こちらも追加利上げの連想に繋がったようだ。
FRBの高金利の長期化と、それに伴うソフトランディングの期待後退が9月相場を圧迫していた。10月相場もその流れが継続するのではとの警戒感は根強い。
今週は6日金曜日に米雇用統計の発表が予定され、米政府機関閉鎖が回避されたことで無事発表されそうだ。市場も目先はそれに向かってポジションをメイクして行くことになりそうだ。また、来週の米大手銀を皮切りに始まる決算発表の反応も待ちたいところのようだ。
本日はIT・ハイテク株には買い戻しも見られたものの、テスラ<TSLA>は上値が重い。取引開始前に第3四半期の出荷台数を公表し、43.51万台と予想の45.67万台を下回った。ただ、プラス圏では引けている。
仮想通貨関連株の上昇が目立った。本日はビットコインが大幅に上昇しており、関連株にも買いが広まっている模様。ビットコインの上昇については特段の材料は出ていないものの、米政府機関の閉鎖が土壇場でひとまず回避されたことや、本日から第4四半期相場入りで、新規の資金フローも観測されている模様。6週間ぶりの高値に上昇している。
歯科用の医療機器を手掛けるスマイル・ダイレクト・クラブ<SDC>が急落。先週末の引け後に破産法11条適用を申請した。
娯楽施設のスフィア・エンターテインメント<SPHR>が上昇。同社のラスベガスの施設が金曜日にロックバンドU2のショーでオープンした。
遺伝子情報のインビテ<NVTA>が大幅高。特定のがんの高いリスクに関連する遺伝子変異の検出を支援する検査の販売をFDAが承認した。
再生可能エネルギー発電を手掛けるネクステラ・エナジー・パートナーズ<NEP>が大幅反落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価も従来の80ドルから30ドルに引き下げた。ウォール街で最も低い水準。親会社のネクステラ・エナジー<NEE>も大幅安。
スマイル・ダイレクト・クラブ<SDC> 0.16(-0.25 -61.18%)
インシュレット<PODD> 165.04(+5.55 +3.48%)
スフィア<SPHR> 41.29(+4.13 +11.11%)
インビテ<NVTA> 0.69(+0.08 +13.93%)
イーライリリー<LLY> 538.29(+1.16 +0.22%)
ネクストエラ・エナジー・パートナーズ<NEP> 24.74(-4.96 -16.70%)
コインベース<COIN> 75.31(+0.23 +0.31%)
マラソン・デジタル<MARA> 8.53(+0.03 +0.35%)
ライオット<RIOT> 9.88(+0.55 +5.89%)
マイクロストラテジー<MSTR> 329.49(+1.21 +0.37%)
ビット・デジタル<BTBT> 2.23(+0.09 +4.21%)
アップル<AAPL> 173.75(+2.54 +1.48%)
マイクロソフト<MSFT> 321.80(+6.05 +1.92%)
アマゾン<AMZN> 129.46(+2.34 +1.84%)
アルファベットC<GOOG> 135.17(+3.32 +2.52%)
テスラ<TSLA> 251.60(+1.38 +0.55%)
メタ・プラットフォームズ<META> 306.82(+6.61 +2.20%)
AMD<AMD> 103.27(+0.45 +0.44%)
エヌビディア<NVDA> 447.82(+12.83 +2.95%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美