【市況】10月2日のNY為替概況
米ドル/円 <日足> 「株探」多機能チャートより
2日のニューヨーク外為市場でドル・円は、149円69銭へ弱含んだのち149円87銭まで上昇し、引けた。
米9月ISM製造業景況指数の支払い価格が予想外に低下し一時ドル買いが後退したものの、指数が予想以上に上昇したほか、9月製造業PMI改定値の予想外の上方修正を受けて連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げを織り込む長期金利の上昇に伴うドル買いが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.0538ドルから1.0488ドルまで下落し、引けた。ドイツの製造業PMIが予想外に低下するなど域内の景気が弱く、スタグフレーション懸念にユーロ売りが優勢となった。
ユーロ・円は、157円76銭から157円14銭まで下落。ユーロ圏の弱い経済指標を嫌気したユーロ売りに押された。
ポンド・ドルは、1.2167ドルから1.2108ドルまで下落した。
ドル・スイスは、0.9144フランから0.9195フランまで上昇。
【経済指標】
・米・9月ISM製造業景況指数:49.0(予想:47.9、8月:47.6)
・米・8月建設支出:前月比+0.5%(予想:+0.5%、7月:+0.9%←+0.7%)
・米・9月製造業PMI改定値:49.8(予想:48.9、速報値:48.9)
《KY》
提供:フィスコ