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株価指数先物【寄り前】 3万3000円~3万3500円のレンジを想定


大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 33290 +30 (+0.09%)
TOPIX先物 2330.5 +3.5 (+0.15%)
シカゴ日経平均先物 33260 ±0
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 31日の米国市場は、NYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が上昇。月末に伴い積極的にポジションを傾ける動きは限られ、利益確定の売りも出やすいなか、全体としては動意薄の相場展開となった。ただし、米追加利上げ観測の後退が相場を下支えしたほか、アップル<AAPL>やアマゾン・ドット・コム<AMZN>など主要なハイテク企業の決算期待を背景に押し目買い意欲は強く、終盤にかけて上げ幅を広げた。S&P500業種別指数はエネルギー、耐久消費財・アパレル、小売が上昇した一方で、医薬品・バイオテクノロジー、食品・飲料・タバコ、商業サービス・用品が下落。

 シカゴ日経平均先物(9月限)清算値は、大阪比変わらずの3万3260円だった。日経225先物(9月限)は日中比40円高の3万3300円で寄り付き、3万3230円まで売られた後はリバウンドを見せており、一時3万3360円まで買われた。ただし、米国市場同様、積極的な売買は手控えられ、概ね3万3270円~3万3360円の狭いレンジで推移し、3万3290円でナイトセッションの取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小動きでの推移になりそうだ。日銀が長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の柔軟化を決定したことによって、年内の政策変更はないとの見方が台頭しており、円相場は1ドル=142円台前半と円安に振れて推移している。日銀トレードが一巡し、投資家の関心は米国の経済指標や、日米主要企業の決算へ移っているのだろう。

 このところの米経済指標は、米利上げにもかかわらず経済はソフトランディングを達成できるとの期待を高める内容となっており、楽観視はできないものの、押し目買い意欲は強そうだ。また、アップルの決算については、有機ELパネルの量産が遅れていることから、iPhoneの新機種発売を一部遅らせるとの観測が浮上している一方で、サプライヤーである台湾のフォックスコン・テクノロジー・グループは、インドに2つの部品工場を建設する計画であることが関係者の話として報じられている。フォックスコンは今週にも正式発表する見通しのようであり、材料視されやすいだろう。

 日経225先物は小動きながらも、ボリンジャーバンドの+1σ(3万3190円)を上回って推移を見せている。バンドは緩やかな上向きであり、+2σ(3万3630円)とのレンジに入ってくるかが注目されよう。そのため、オプション権利行使価格の3万3000円~3万3500円のレンジを想定しつつも、+1σが支持線として意識される局面では、レンジを切り上げてくることも意識しておきたい。

 VIX指数は13.63に上昇した。ただし、25日移動平均線に上値を抑えられる形状だったこともあり、リスク選好に傾きやすいだろう。なお、NT倍率は先物中心限月で14.29倍に低下した。緩やかながら下向きのトレンドを継続しており、75日線が抵抗線に変わるようだと、目先的には200日線が推移する14.12倍辺りを狙ったNTショートに向かわせそうだ。

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