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【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 6月23日版

日経平均株価は目先一気に3万7000円目指す公算も
1. NYダウは3月以降のレンジ内の動きを継続中
  NYダウは20日に12日の高値万39120ドルを超えて、上値を試す流れへ入っていることを示唆しています。
 前回の本コラムでは、5月高値の4万0077ドルを目指す動きになるには、17日の価格が急上昇して3万9120ドルへ接近する必要があると書きました。
 17日に3万9120ドルを超える動きと、今回のように20日に3万9120ドルを超える動きの違いは、買い人気の度合いです。
 多くの市場参加者が4万0077ドルを大きく上回る程度に上げ余地があると想定している状況なら、3万9120ドルを超えてもまだ1000ドル幅以上の上げ余地のある状態なので、値位置にかかわらず、積極的な買いが継続すると考えられます。
 17日は寄り付き後、いったん下値を試す動きを経過して(下ヒゲをつけて)、14日の安値3万8305ドル以下へ下げにくい状況を確認した後、上昇を開始しています。
 その後、引けまで上昇を継続することになりますが、3万9120ドルが戻り高値として意識される場所で引ける動きとなっています。
 18日の時点でも、12日の始値3万8950ドル前後で上値を抑えられて、3万9120ドルが抵抗として意識されている値動きとなっています。
 目先の価格が4万0077ドル以上への十分な上げ余地があって上昇を開始しているなら、17日は3万9120ドルへ接近するか、3万9120ドルを超えていたと考えられます。
 そうならず、下値堅さを確認しながら日柄をかけて上昇した理由は、3月以降のジグザグのレンジ内の動きを継続する中で、レンジ下限で下値堅いから上昇したという動きに過ぎないと推測できます。
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