ダウ平均は下落 ナスダックはプラス圏での推移=米国株後半
NY株式22日(NY時間15:51)
ダウ平均 33276.54(-150.09 -0.45%)
ナスダック 12709.08(+51.18 +0.40%)
CME日経平均先物 31210(大証終比:+180 +0.58%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は軟調な一方、ナスダックはプラス圏での推移となった。バイデン大統領がG7広島サミットから帰国し、本日はマッカーシー下院議長との会談が現地時間の夕方に予定されている。本日はその動向を横目に見ながらの取引となっている。ただ、債務不履行(デフォルト)は回避されるとの楽観的な見方が広がる中でIT・ハイテク株中心に米株式市場は底堅い推移が続いている状況。
ダウ平均については、ナイキ<NKE>とP&G<PG>の下げが圧迫。ナイキはアナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価を従来の120ドルから95ドルに引き下げたことが嫌気されている。少なくとも2024年度前半まで米事業が厳しい状況が続くと見ているようだ。
デフォルトの可能性や頑固なインフレに直面しても、米株式市場はIT・ハイテク株を中心に上昇を続けている。そのような中、米大手銀からS&P500の年末目標を従来の4000から4300に上方修正する動きも出ている。企業が効率化に注力することで利益はより安定し、株価は割高ではないと指摘。
先週金曜日のパウエルFRB議長の発言で、市場では6月FOMCでの利上げ停止をほぼ確実視しているが、一部のFOMC委員からは6月利上げの可能性を示唆する発言も出ている。ただ、年内利下げ期待が高まっている気配はない。今週はFOMC議事録の発表が予定されており注目されそうだ。なお、FOMC委員の中でもタカ派の急先鋒となっているブラード・セントルイス連銀総裁の発言が伝わり、「今年あと2回の利上げを予想している」と述べていた。
決算シーズンは終わりつつあるが、今週は注目すべき発表がいくつかある。ロウズ<LOW>やコールズ<KSS>、コストコ<COST>といった小売り大手のほか、24日にはエヌビディア<NVDA>が発表を予定。
ファイザー<PFE>が上昇。同社の治験薬が糖尿病患者の体重減少に貢献したことが明らかとなった。
半導体のマイクロン・テクノロジー<MU>が下落。中国のサイバー空間規制当局が、同社の製品がサイバーセキュリティ審査に合格しなかったと発表した。
オンライン・スポーツカジノのドラフトキングス<DKNG>が3日続伸。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を30ドルとした。
バイオ医薬品のアイアンウッド・ファーマ<IRWD>がスイスのヴェクティブバイオ<VECT>を1株17ドルで買収することで合意した。
投資銀行のグリーンヒル&カンパニー<GHL>が急騰。みずほフィナンシャル<8411>が買収することで合意した。
バイオ医薬品のインターセプト・ファーマ<ICPT>が大幅安。同社のオベチコール酸がFDAのアドバイザーパネルの支持を得られなかった。
石油・ガス生産のPDCエナジー<PDCE>が上昇。シェブロン<CVX>が同社を63億ドル相当で買収合意したと伝わった。
抗ウイルス薬のアテア・ファーマ<AVIR>が大幅高。投資会社のタン・キャピタルの関連会社であるコンセントラが1株5.75ドルの現金での買収を提案した。
マイクロン<MU> 66.03(-2.15 -3.15%)
ドラフトキングス<DKNG> 25.27(+1.16 +4.81%)
グリーンヒル<GHL> 14.68(+7.90 +116.52%)
アイアンウッド<IRWD> 10.84(+0.37 +3.49%)
ヴェクティブバイオ<VECT> 16.21(+4.31 +36.22%)
ナイキ<NKE> 110.35(-4.41 -3.84%)
インターセプト<ICPT> 9.39(-4.18 -30.79%)
ファイザー<PFE> 38.69(+1.92 +5.21%)
PDCエナジー<PDCE> 69.90(+4.78 +7.33%)
シェブロン<CVX> 152.61(-2.62 -1.69%)
アテア・ファーマ<AVIR> 5.03(+1.33 +35.95%)
アップル<AAPL> 174.22(-0.94 -0.54%)
マイクロソフト<MSFT> 320.74(+2.40 +0.75%)
アマゾン<AMZN> 114.75(-1.51 -1.29%)
アルファベットC<GOOG> 125.51(+2.26 +1.83%)
テスラ<TSLA> 188.86(+8.72 +4.84%)
メタ・プラットフォームズ<META> 247.75(+2.11 +0.86%)
AMD<AMD> 107.61(+1.79 +1.69%)
エヌビディア<NVDA> 311.23(-1.41 -0.45%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 33276.54(-150.09 -0.45%)
ナスダック 12709.08(+51.18 +0.40%)
CME日経平均先物 31210(大証終比:+180 +0.58%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は軟調な一方、ナスダックはプラス圏での推移となった。バイデン大統領がG7広島サミットから帰国し、本日はマッカーシー下院議長との会談が現地時間の夕方に予定されている。本日はその動向を横目に見ながらの取引となっている。ただ、債務不履行(デフォルト)は回避されるとの楽観的な見方が広がる中でIT・ハイテク株中心に米株式市場は底堅い推移が続いている状況。
ダウ平均については、ナイキ<NKE>とP&G<PG>の下げが圧迫。ナイキはアナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価を従来の120ドルから95ドルに引き下げたことが嫌気されている。少なくとも2024年度前半まで米事業が厳しい状況が続くと見ているようだ。
デフォルトの可能性や頑固なインフレに直面しても、米株式市場はIT・ハイテク株を中心に上昇を続けている。そのような中、米大手銀からS&P500の年末目標を従来の4000から4300に上方修正する動きも出ている。企業が効率化に注力することで利益はより安定し、株価は割高ではないと指摘。
先週金曜日のパウエルFRB議長の発言で、市場では6月FOMCでの利上げ停止をほぼ確実視しているが、一部のFOMC委員からは6月利上げの可能性を示唆する発言も出ている。ただ、年内利下げ期待が高まっている気配はない。今週はFOMC議事録の発表が予定されており注目されそうだ。なお、FOMC委員の中でもタカ派の急先鋒となっているブラード・セントルイス連銀総裁の発言が伝わり、「今年あと2回の利上げを予想している」と述べていた。
決算シーズンは終わりつつあるが、今週は注目すべき発表がいくつかある。ロウズ<LOW>やコールズ<KSS>、コストコ<COST>といった小売り大手のほか、24日にはエヌビディア<NVDA>が発表を予定。
ファイザー<PFE>が上昇。同社の治験薬が糖尿病患者の体重減少に貢献したことが明らかとなった。
半導体のマイクロン・テクノロジー<MU>が下落。中国のサイバー空間規制当局が、同社の製品がサイバーセキュリティ審査に合格しなかったと発表した。
オンライン・スポーツカジノのドラフトキングス<DKNG>が3日続伸。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を30ドルとした。
バイオ医薬品のアイアンウッド・ファーマ<IRWD>がスイスのヴェクティブバイオ<VECT>を1株17ドルで買収することで合意した。
投資銀行のグリーンヒル&カンパニー<GHL>が急騰。みずほフィナンシャル<8411>が買収することで合意した。
バイオ医薬品のインターセプト・ファーマ<ICPT>が大幅安。同社のオベチコール酸がFDAのアドバイザーパネルの支持を得られなかった。
石油・ガス生産のPDCエナジー<PDCE>が上昇。シェブロン<CVX>が同社を63億ドル相当で買収合意したと伝わった。
抗ウイルス薬のアテア・ファーマ<AVIR>が大幅高。投資会社のタン・キャピタルの関連会社であるコンセントラが1株5.75ドルの現金での買収を提案した。
マイクロン<MU> 66.03(-2.15 -3.15%)
ドラフトキングス<DKNG> 25.27(+1.16 +4.81%)
グリーンヒル<GHL> 14.68(+7.90 +116.52%)
アイアンウッド<IRWD> 10.84(+0.37 +3.49%)
ヴェクティブバイオ<VECT> 16.21(+4.31 +36.22%)
ナイキ<NKE> 110.35(-4.41 -3.84%)
インターセプト<ICPT> 9.39(-4.18 -30.79%)
ファイザー<PFE> 38.69(+1.92 +5.21%)
PDCエナジー<PDCE> 69.90(+4.78 +7.33%)
シェブロン<CVX> 152.61(-2.62 -1.69%)
アテア・ファーマ<AVIR> 5.03(+1.33 +35.95%)
アップル<AAPL> 174.22(-0.94 -0.54%)
マイクロソフト<MSFT> 320.74(+2.40 +0.75%)
アマゾン<AMZN> 114.75(-1.51 -1.29%)
アルファベットC<GOOG> 125.51(+2.26 +1.83%)
テスラ<TSLA> 188.86(+8.72 +4.84%)
メタ・プラットフォームズ<META> 247.75(+2.11 +0.86%)
AMD<AMD> 107.61(+1.79 +1.69%)
エヌビディア<NVDA> 311.23(-1.41 -0.45%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美