ディスコ、アドバンテストなど半導体製造装置関連が頑強、生成AI用半導体需要に思惑
ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>など後工程の半導体製造装置大手が頑強な値動きを示している。ディスコ<6146>は前日に上場来高値を更新、アドバンテストも2000年以来約23年ぶりの高値圏に浮上しており、半導体セクターの逆風環境が取り沙汰されるなかで異彩を放つ強さを発揮している。前日の米国株市場ではNYダウが330ドルあまりの下落を強いられたが、半導体関連株は相対的に強さを発揮、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)はわずかなマイナスにとどまった。画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>が続伸するなど強さを発揮し指数を牽引している。半導体市況の底入れが依然として見えない状況下も、生成AI分野の市場拡大に伴う半導体需要の喚起が指摘されている。東京市場でもアドテストなどは生成AI関連の需要が収益に追い風となることが予想され、目先継続的な実需買いが観測されている。
出所:MINKABU PRESS
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