貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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6861 キーエンス

東証P
65,890円
前日比
-660
-0.99%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
5.42 0.53 6.73
時価総額 16250億円
比較される銘柄
村田製, 
オムロン, 
三菱電

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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─日本株は強い!この局面で注目すべきは自動車関連


「日本株は強い!この局面で注目すべきは自動車関連」

●驚くべき東京市場の強さ

 新緑の季節を迎えてみずみずしい緑を見るのはもちろん楽しいけれど、それ以上に嬉しくなるのは新値更新する日経平均株価のチャートだ。

 特に市場環境が厳しく、米国市場が不安定な中でそれが見られると、幸福感は天井知らずになる。

 まさに週末の日経平均株価がそんな気持ちにさせてくれたのだ。2万9426円と実に2021年11月以来の水準に上昇し年初来高値を更新したのだ。

 米国4月の消費者物価指数(CPI)は、総合4.9%、コア5.5%と、3月の総合5.0%、コア5.6%に比べてわずかとはいえ低下したため、米国市場はそれを好感高してもよかったが、銀行株の急落などがあって軟調な展開に終わった。

 ところが、冒頭で述べたように週末の東京市場は260円もの上昇。「東京市場は強い、日本株は強い。株の神様バフェット氏&植田新日銀総裁、二人のおかげ」――これが口癖の私も正直驚いた。

●好調な“乗り物”は私鉄だけではない

 なにしろ動きが重いはずのTOPIXコア30銘柄も、ほとんどが上昇中なのだ。これは米国のNYダウ30銘柄のようなもの。それが全部ではないものの、堅調そのものの動きになっているのだ。

 それらの銘柄を積極的に売買しているのは、外国人投資家たちだ。つまり、東京市場の主力株中の主力株が彼らによって買われている。こうなるので、ここで30銘柄とはどんな銘柄か、改めて紹介しておこう。

■TOPIXコア30リスト
・セブン&アイ・ホールディングス <3382> [東証P]
・信越化学工業 <4063> [東証P]
・武田薬品工業 <4502> [東証P]
・アステラス製薬 <4503> [東証P]
・第一三共 <4568> [東証P]
・リクルートホールディングス <6098> [東証P]
・SMC <6273> [東証P]
・ダイキン工業 <6367> [東証P]
・日立製作所 <6501> [東証P]
・ニデック <6594>
・ソニーグループ <6758> [東証P]
・キーエンス <6861> [東証P]
・ファナック <6954> [東証P]
・村田製作所 <6981> [東証P]
・トヨタ自動車 <7203> [東証P]
・ホンダ <7267> [東証P]
・HOYA <7741> [東証P]
・任天堂 <7974> [東証P]
・伊藤忠商事 <8001> [東証P]
・三井物産 <8031> [東証P]
・東京エレクトロン <8035> [東証P]
・三菱商事 <8058> [東証P]
・三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> [東証P]
・三井住友フィナンシャルグループ <8316> [東証P]
・みずほフィナンシャルグループ <8411> [東証P]
・東京海上ホールディングス <8766> [東証P]
・NTT <9432> [東証P]
・KDDI <9433> [東証P]
・ソフトバンク <9434> [東証P]
・ソフトバンクグループ <9984> [東証P]

 な~んだ、という銘柄ばかりではないだろうか。

 ここでの注目銘柄に進もう。いまも好調な値動きを保っている銘柄群として、私鉄株がある。それらはどれも信じられないほどの値動きの良さであり、私の好きな富士急行 <9010> [東証P]、小田急電鉄 <9007> [東証P]、京成電鉄 <9009> [東証P]、東急 <9005> [東証P]などが新値を更新し続けている。

しかし、乗り物は電車だけではない。今回注目したいのは自動車関連株だ。

 具体的には、まずは日産自動車 <7201> [東証P]になる。11日引け後に発表した日産の決算をご覧になっただろうか。私が重視する今期(24年3月期)の連結営業利益は前期比37.9%増の予想だった。もちろん、1年近く先の予想で、確実に達成されるのかどうかは分からないのだが、当面、株価はこの数字をあてにして動くことになる。決算を受けて、12日に株価は急騰。目先押し目が入るだろうから、それを見逃さないようにしたい。

 ダンプなどの特装車や防衛省向け救難飛行艇に強い新明和工業 <7224> [東証P]もまだ上昇の余地ありと見ている。

 自動車用オイルシールで絶対の信頼感を得ているNOK <7240> [東証P]も、高値圏ながらなお反発力を蔵している可能性が高い。

 すでに幾度が取り上げたことがあるが、自動車用ライトで首位の小糸製作所 <7276> [東証P]も新値更新中ながら、自動車生産の正常化の流れが当面変わらないと見られるため、株価は引き続き期待が持てる。

 最後にブリヂストン <5108> [東証P]を。自動車需要の増加は当然タイヤの需要増とセットだ。シンプルな理由で株価は続伸が見込める。

2023年5月12日 記

株探ニュース

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