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【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 5月14日版

日経平均株価は週明け後に上値を抑えられるかが焦点
1. NYダウは上値の重さを確認
 前回の本コラムでは、 NYダウは5月5日の反発がヘッド・アンド・ショルダーズ・トップの右肩を作る作業か、4月以降が保ち合いの動きへ入っている中での上値を試す動きのどちらかだと紹介しました。
 前週が上値重く推移して、5月4日の安値3万2937ドルへ接近する動きになった経緯から、現状では保ち合いとなっても、5月1日の高値3万4257ドルが戻り高値となって、下降を開始するきっかけを待っている状態だと考えられます。
 NYダウはすぐに下げるか、3万2937ドルから3万3772ドル(5月10日の高値)の範囲内で推移した後、下降を開始する公算です。
 天井型を形成中の場合、5月10日以降、すでに勢いの強い下げの流れへ入っているはずなので、5月11日、12日の横ばいの動きで小幅調整を終了して、週明け後の価格が4日の安値3万2937ドルを目指す動きになると考えられます。
 一方で、週明け後の価格が反発するなら、積極的な下げの流れへ入る場面で、そうならない動きが、現時点での下げにくさを示すため、目先は再度上値を試す動きになると考えられます。すでに上値の重さを確認しているため、その反発は上値の限られた状況で、下げにくいことで表れている動きになります。
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