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株価指数先物【引け後コメント】 ナイトセッションでは米要人発言を受けた米長期金利や為替にらみの展開に


大阪6月限
日経225先物 28650 +70 (+0.24%)
TOPIX先物 2038.5 -1.0 (-0.04%)

 日経225先物(6月限)は前日比70円高の2万8650円で取引を終了。寄り付きは2万8470円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万8550円)を下回り、利食い先行で始まった。現物の取引開始直後にショートの動きが見られたものの、2万8440円とナイトセッションで付けた安値(2万8400円)までは売り込めず、売り一巡後は押し目狙いのロングにより、2万8500円を上回って推移。

 前場中盤には、岸田首相が海外からの投資呼び込みに向けた「アクションプラン」を月内にも示すと表明したことが伝わると、リバウンド基調が強まり、後場開始後には2万8700円まで買われた。ただし、グローベックスの米株先物がマイナス圏で推移していたほか、時間外で下落したテスラ<TSLA>の影響などを見極めたいところであり、後場半ば以降は2万8620円~2万8680円処での推移だった。

 日経225先物は売り先行で始まったが、寄り付き後ほどなくして2万8500円を回復するなど、底堅さが見られた。さらに、岸田首相の発言をきっかけにロングが強り、短期筋のショートカバーも誘ったと考えられる。ただし、2万8700円まで買われた後は、2万8650円を挟んだ狭いレンジでの推移だった。

 グローベックスの米株先物はNYダウ先物が180ドル安、ナスダック100先物が130ポイント安程度で推移しており、ナイトセッションはショートが先行している。テスラが時間外取引で6%超下落したことから、今晩の米国市場での反応を見極めたいところであろう。また、欧州市場も売り先行で始まっており、前日の英消費者物価指数(CPI)の結果を受けて金融引き締めに対する警戒感が重荷となっているようだ。

 そのほか、米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事やクリーブランド地区連銀のメスター総裁、ダラス地区連銀のローガン総裁、アトランタ地区連銀のボスティック総裁、フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁による講演も予定されており、発言を受けた米長期金利や為替にらみの展開になりそうである。

 もっとも、これらを無難に通過し、ボリンジャーバンドの+1σが支持線として機能するようだと、+2σが位置する2万8960円をターゲットとしたセンチメントに向かわせよう。本格化する主力企業の決算を見極めたいとのムードから出来高は膨らみづらいが、2万8500円からボリンジャーバンドの+1水準では押し目狙いのロングでの対応となりそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で14.05倍だった。首相発言を受けて東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株が買われるなど日経平均型優位となり、結果としては支持線として意識される25日移動平均線水準からの反発となった。台湾積体電路製造(TSMC)<TSM>は2023年4-6月期の見通しのほか、年間の設備投資計画の据え置きを発表しているが、米国市場での半導体株にプラスに作用となれば、NTロングでのスプレッド狙いに向かわせよう。

 手口面では、日経225先物は野村が1340枚、SBIが620枚、シティが560枚程度の売り越しに対して、JPモルガンが960枚、ドイツが760枚、バークレイズが740枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はJPモルガンが760枚、クレディスイスが400枚、ABNアムロが400枚程度の売り越しに対して、ドイツが770枚、ソジェンが390枚、モルガンSが370枚程度の買い越しだった。

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