<注目銘柄>=大気社、受注好調で連続増益見込む
大氣社<1979>は、好調な業績を背景に更なる上値を目指す動きが期待できそうだ。
電子部品や医薬品などのメーカーによる投資が好調なほか、首都圏におけるオフィスビルの建設需要や自動車メーカーによる投資が堅調に推移していることを受けて、受注工事高が増加基調にあることに注目したい。23年3月期の受注工事高は、期首では2150億円(前の期比7.4%減)を計画していたが、第3四半期時点では2830億円(同21.9%増)を見込むほどに膨らんだ。特に産業空調で半導体工場の大型案件を複数獲得した効果が大きく、これらは新規顧客向けの案件と見られ、順調に完成できれば、顧客層の拡大にも貢献しそうだ。
続く24年3月期は、23年3月期の好調な受注により受注残の増加が見込まれるほか、引き続き産業空調分野の受注好調が予想される。半導体分野の新規顧客向け大型案件が竣工予定であることや、塗装システム事業の回復が見込まれること、比較的利益率の良い産業空調の伸長などで完成工事粗利の改善も期待できる。調査機関には営業利益130億円強を見込むところもあり、5月15日の決算発表への関心も高まりそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS
電子部品や医薬品などのメーカーによる投資が好調なほか、首都圏におけるオフィスビルの建設需要や自動車メーカーによる投資が堅調に推移していることを受けて、受注工事高が増加基調にあることに注目したい。23年3月期の受注工事高は、期首では2150億円(前の期比7.4%減)を計画していたが、第3四半期時点では2830億円(同21.9%増)を見込むほどに膨らんだ。特に産業空調で半導体工場の大型案件を複数獲得した効果が大きく、これらは新規顧客向けの案件と見られ、順調に完成できれば、顧客層の拡大にも貢献しそうだ。
続く24年3月期は、23年3月期の好調な受注により受注残の増加が見込まれるほか、引き続き産業空調分野の受注好調が予想される。半導体分野の新規顧客向け大型案件が竣工予定であることや、塗装システム事業の回復が見込まれること、比較的利益率の良い産業空調の伸長などで完成工事粗利の改善も期待できる。調査機関には営業利益130億円強を見込むところもあり、5月15日の決算発表への関心も高まりそうだ。(仁)
出所:MINKABU PRESS