東エレク、ルネサスなど半導体関連に売り買い交錯、決算発表前で思惑入り乱れる
東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、SUMCO<3436>、ルネサスエレクトロニクス<6723>といった半導体関連株は、強弱観対立のなか方向感の見えにくい展開となっている。ここ米国株市場では半導体関連企業の決算に対する警戒感から、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)などの上値が重くなっている。前日も同指数は小幅ながら安く引けており、4月に入ってから直近までの10営業日で高かった日は2日間しかない。東京市場でもゴールデンウィークの前後に関連主力株の決算が予定されており、足もとでその結果を見極めたいとの思惑が買いを手控えさせている。一方、今年後半には半導体市況の回復が想定されるなか、足の長い資金は半導体セクターの下値を拾っているとの観測もあり、押し目買い需要は旺盛のようだ。
出所:MINKABU PRESS
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