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欧米為替見通し:聖金曜日の祝日のため、主要通貨の為替取引は動意薄となる見込み


7日の欧米外為市場では、主要国が聖金曜日の祝日となるため、ドル・円など主要通貨の為替取引は動意薄となる見込み。報道によると、米セントルイス地区連銀のブラード総裁は4月6日に行った講演で「まだ長い道のりが残っている。物価上昇は今後も根強く、インフレ率を目標の2%に戻すのは難しい」、「インフレが低下するのを確実にするために圧力をかけ続ける道筋を維持する必要がある」との見方を伝えた。

市場参加者の間からは「ブラード総裁の発言は追加利上げの必要性を示唆したもの」との声が聞かれているが、一部の市場参加者は「5月の利上げが最後になる」と予想している。2%のインフレ目標については「これまで行った利上げによる需要鈍化、外部環境の変化などによって時間はかかるものの、いずれ達成する」と予想している。インフレ再加速のリスクは除去されていないが、以前との比較でその可能性は低下しているとの見方が多い。本日発表される3月米雇用統計については「全体的にはインフレ緩和を示唆する内容になる」との見方が多いようだ。予想外の強い数字でない限り、5月で利上げ打ち切りとなる可能性が高いとみられている。

【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・3月非農業部門雇用者数(予想:+23.5万人、2月:+31.1万人)
・21:30 米・3月失業率(予想:3.6%、2月:3.6%)
・21:30 米・3月平均時給(前年比予想:+4.3%、2月:+4.6%)
・休場(聖金曜日):独、スイス、英、米、カナダなど

《CS》

 提供:フィスコ

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