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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ログリー、クシム、リックソフト

ログリー <日足> 「株探」多機能チャートより
■ログリー <6579>  903円  +77 円 (+9.3%) 一時ストップ高   本日終値
 ログリー<6579>が大幅高で一時ストップ高をつけた。同社は6日、チャットGPT搭載の広告クリエイティブ自動生成ツール(ベータ版)を開発したと発表しており、これが材料視されたようだ。このツールは、ネイティブ広告プラットフォーム「LOGLY lift」の管理画面から利用可能。効果のよいクリエイティブを選択することで、テキストを自動生成できるようになるため、効果を継続しながらクリエイティブ生成を自動化することができるとしている。

■クシム <2345>  440円  +28 円 (+6.8%)  本日終値
 クシム<2345>が続急伸した。6日の取引終了後、連結子会社のチューリンガムが、Speee<4499>の子会社であるDatachainと、ブロックチェーンのクロスチェーン技術に関して提携したと発表しており、材料視されたようだ。異なるブロックチェーン間のインターオペラビリティー(相互運用性)に関して豊富な経験を持つDatachainと、データや資産の効率的な移動を可能にするクロスチェーン技術の具体的な適用について互いに連携する。クシムは13日に、ドバイにおけるゲームパブリッシング支援などを含めたチューリンガムの現状と今後の事業展開についての説明会を開く予定という。

■リックソフト <4429>  1,590円  +94 円 (+6.3%)  本日終値
 リックソフト<4429>が4日ぶりに急反発した。6日の取引終了後、23年2月期の連結業績に関し、売上高が計画の50億100万円から56億2300万円(前の期比30.5%増)に、最終利益が3億800万円から4億2300万円(同29.8%増)に上振れて着地したようだと発表した。最終利益は減益予想から一転して増益で着地した見込みとなり、好感されたようだ。新規案件の獲得などを背景にクラウド型や、データセンター、サーバーなどのオンプレミス型の好調な売り上げが継続した。23年1~3月期においては特にオンプレミス型の売り上げが想定以上に伸びたという。

■東洋証券 <8614>  328円  +19 円 (+6.2%)  本日終値  東証プライム 上昇率3位
 東洋証券<8614>が急伸。丸三証券<8613>や東海東京フィナンシャル・ホールディングス<8616>、アイザワ証券グループ<8708>など証券株が堅調に推移している。この日、鈴木俊一金融担当大臣が閣議後の記者会見で、日本企業のPBR(株価純資産倍率)が低い現状について継続的な改革が必要との認識を示し、月内にもアクションプログラムを策定する意向を明らかにしたと伝わった。3月に岡三証券グループ<8609>が新たな株主還元方針として、中期経営計画の期間中にPBRが1倍を超えるまで年10億円以上の自己株式取得を実施すると発表し、同社株が急騰した経緯もあり、会見を受けPBRが1倍を下回る銘柄の多い証券セクターに短期資金が流入したようだ。

■GameWith <6552>  373円  +20 円 (+5.7%)  本日終値
 GameWith<6552>が3日続伸。6日の取引終了後、子会社DetonatioNが運営するプロeスポーツチーム「DetonatioN FocusMe」が、日本HP(東京都港区)のゲーミングPCブランド「OMEN」とスポンサー協賛契約を締結したと発表しており、好材料視された。

■システムインテグレータ <3826>  445円  +16 円 (+3.7%)  本日終値
 システムインテグレータ<3826>が続伸。午後1時ごろ、アイデア創出プラットフォーム「IDEA GARDEN(アイデアガーデン)」の新機能として、米Open AI社のAI技術「GPT-4」を活用した「AIアドバイザー機能(β)」をリリースしたと発表しており、好材料視された。「AIアドバイザー機能(β)」は、「IDEA GARDEN」に登録されたアイデアについてAIに“壁打ち”してもらえる機能。ユーザーが「IDEA GARDEN」に登録したアイデアの詳細画面で「AIからアドバイスをもらう」ボタンをクリックすると、該当の項目に入力されている内容に対してAIが壁打ち相手としてコメントを返してくれるという。同機能にはチャットAI「ChatGPT」にも使われている最新の自然言語処理モデル「GPT-4」が採用されており、アイデアについて考慮が必要な点や改善の余地がある点をAIがアドバイスしてくれる。

■アイサンテクノロジー <4667>  2,598円  +80 円 (+3.2%)  本日終値
 アイサンテクノロジー<4667>は4日ぶりに反発。6日の取引終了後、埼玉工業大学と自動運転の研究開発で連携協定を締結したと発表した。両者は自動運転の社会実装の推進に向けて、自動運転システム用オープンソースソフトウェア「Autoware」をベースにした自動運転車両の開発や構築、各種実証実験の参加で協力関係を強化し、「レベル4」への対応に向けても連携するとしている。

■ピアズ <7066>  1,019円  +23 円 (+2.3%)  本日終値
 ピアズ<7066>が続伸。6日の取引終了後、子会社マックスプロデュースが人的資本経営支援の強化を目的に、リーディングマークと事業提携したと発表しており、好材料視された。社内イベントの企画・制作・運営や映像製作などを手掛けるマックスプロデュースの企業イベント支援に、社員のメンタル状態を可視化しウェルビーイングを実現する「ミキワメ ウェルビーイング」などを展開するリーディングマークのツールを組み合わせることで、人的資本経営支援サービスを強化するのが狙い。なお、23年9月期業績への影響は軽微としている。

■ウェルビー <6556>  594円  +12 円 (+2.1%)  本日終値
 ウェルビー<6556>は続伸。6日の取引終了後、職業紹介(人材紹介)サービス「ウェルビージョブナビ」を開始したと発表しており、好材料視された。「ウェルビージョブナビ」では、就労移行支援事業所ウェルビーの利用者には、通常の求人に加えて限定求人が用意されているほか、ウェルビー利用者以外の人でも登録すれば、限定求人を確認可能だという。また、希望する人には、就職活動におけるさまざまな相談も受け付けるとしている。

■ワッツ <2735>  691円  +9 円 (+1.3%)  本日終値
 ワッツ<2735>が4日ぶりに反発。6日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(22年9月~23年2月)連結業績について、最終利益が2億2000万円から2億9200万円(前年同期比19.1%減)に上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。連結子会社間の組織再編に伴い、法人税等調整額を計上したことが利益を押し上げた。なお営業利益は、仕入原価の高騰や想定以上の光熱費の上昇などが響き、3億8000万円から2億7100万円(同57.5%減)に下振れた。

●ストップ高銘柄
 かっこ <4166>  1,333円  +300 円 (+29.0%) ストップ高   本日終値
 アースインフィニティ <7692>  2,089円  +400 円 (+23.7%) ストップ高   本日終値
 赤阪鐵工所 <6022>  2,660円  +500 円 (+23.2%) ストップ高   本日終値
 ジャパンエン <6016>  2,154円  +400 円 (+22.8%) ストップ高   本日終値
 阪神内燃機工業 <6018>  1,680円  +300 円 (+21.7%) ストップ高   本日終値
 など、9銘柄

●ストップ安銘柄
 アジア開発キャピタル <9318>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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