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株価指数先物【引け後コメント】 半導体関連株の弱い値動きが神経質にさせるも、3月9日戻り高値が射程に入る


大阪6月限
日経225先物 28250 +160 (+0.56%)
TOPIX先物 2021.5 +14.5 (+0.72%)

 日経225先物(6月限)は前日比160円高の2万8250円で取引を終了。寄り付きは2万8220円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万8205円)にサヤ寄せする格好から買い先行で始まった。現物の寄り付き直後に2万8120円まで上げ幅を縮めたが、売り一巡後には2万8260円まで買われる場面も見られた。指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]など半導体関連株の弱い値動きが指数の重荷となるなか、前場終盤にかけて再びショートを仕掛ける動きが見られたが、朝方の安値は割り込まず、ランチタイムでは2万8240円まで切り返した。後場は2万8170円~2万8200円辺りでこう着したが、引けにかけてショートカバーが入り日中の高値圏で終えた。

 予想されたことではあるが、半導体関連株の弱い値動きが神経質にさせたようだ。アドバンテスト <6857> [東証P]が後場に一段安となったほか、東京エレクトロンも日中の安値圏で終えた。一方で、ファーストリテイリング <9983> [東証P]が終日強含み、この2銘柄のマイナスインパクトを吸収した。また、東証プライムの8割近い銘柄が上昇しており、全体の需給状況は悪くなかった。半導体関連株のリバウンドは期待しづらいところであり、足もとではTOPIX優位の需給に向かいやすいだろう。

 日経225先物は、オプション権利行使価格の2万8125円と2万8250円によるレンジ内での値動きとなったが、レンジ上限辺りでの推移が目立った。ボリンジャーバンド+1σを支持線としたリバウンド基調のなか、+2σは2万8507円に切り上がってきた。3月9日に付けた戻り高値2万8480円は通過点となる可能性が高まってきた。しばらくは米中摩擦に対する警戒感がくすぶるとみられるが、3月9日の戻り高値が射程に入るなか、指数インパクトの大きい半導体関連株に対するショートも仕掛けづらくさせそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で13.97倍に低下した。狭いレンジながら下向きで推移しているため、目先的には25日移動平均線が位置する13.92倍辺りを下回ってくるようだと75日線が位置する13.88倍辺りをターゲットとしたNTショートに振れやすいだろう。なお、アドバンテストやSCREENホールディングス <7735> [東証P]などは、支持線水準まで一気に調整を見せている。強いトレンドは継続しているため、底堅さが意識されるようであれば、積極的にNTショートに傾けるスタンスは避けたいところだ。

 手口面では、日経225先物はABNアムロが1120枚、野村が720枚、三菱UFJMが620枚、BofAが340枚、みずほが320枚、ゴールドマンが320枚程度の売り越しに対して、ソジェンが1060枚、JPモルガンが960枚、モルガンSが360枚、SBIが350枚程度の買い越しだった。TOPIX先物は野村が1950枚、バークレイズが1800枚、BNPパリバが890枚、ABNアムロが760枚程度の売り越しに対して、ゴールドマンが3910枚、シティが380枚、SBIが360枚、モルガンSが320枚程度の買い越しだった。


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