日本ヒューム Research Memo(7):自己資本比率は69.7%。利益剰余金も順調に増加
■業績動向
3. 財務状況
日本ヒューム<5262>の2023年3月期第3四半期末における資産合計は53,473百万円となり、前期末比1,351百万円増加した。流動資産において、現金及び預金が820百万円減少した一方で、受取手形、売掛金及び契約資産が796百万円、商品及び製品が748百万円、原材料及び貯蔵品が238百万円、固定資産において投資有価証券が263百万円それぞれ増加したことなどによる。負債合計は15,878百万円となり、同692百万円増加した。流動負債において未払法人税等が423百万円、賞与引当金が185百万円それぞれ減少した一方で、支払手形及び買掛金が1,383百万円増加したことなどによる。純資産合計は、37,594百万円となり、同658百万円増加した。利益剰余金において、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により1,359百万円増加した一方で、配当金の支払いにより499百万円減少したこと、その他有価証券評価差額金が76百万円減少したことなどによる。
2023年3月期第3四半期末の自己資本比率は69.7%となった。前期末と比較して0.6ポイント低下しているものの、依然として高い水準と言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
《SI》
提供:フィスコ