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欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米引き締め期待後退もドルに有事の買い


16日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想したい。米連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め加速の思惑は後退し、ドル売り先行の見通し。ただ、世界的な金融システム不安から、ドルには有事の買いが入る可能性もあろう。

米銀破たんをきっかけに金融システム不安がくすぶるなか、前日の取引でクレディ・スイスの経営問題が浮上しリスク回避のムードが広がった。一方、この日発表された米生産者物価指数(PPI)は予想外に低調な内容となり、米長期金利の低下を背景としたドル売りが優勢に。ユーロ・ドルは1.0510ドル台から小幅に戻し、ドル・円は132円20銭台に軟化。本日アジア市場は過度なユーロ売りは後退し、やや落ち着きを取り戻した。

本日はユーロとドルの値動きが注目される。欧州中銀(ECB)当局者はタカ派的な政策に前向きだったが、市場の動揺を抑えるため利上げ幅縮小の可能性があろう。その際にはユーロ売りが再開し、ドルを押し上げる見通し。他方、米インフレ鈍化を受け来週の連邦公開市場委員会(FOMC)に向け引き締め方針を後退させるとの観測から、ドル売りも見込まれる。ただ、世界的なリスクオフに傾けばドルは安全通貨としての買いが期待される。

【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:20.5万件、前回:21.1万件)
・21:30 米・3月フィラデルフィア連銀製造業景況指数(予想:-15.0、2月:-24.3)
・21:30 米・2月住宅着工件数(予想:131.0万戸、1月:130.9万戸)
・21:30 米・2月住宅建設許可件数(予想:134.5万戸、1月:133.9万戸)
・21:30 米・2月輸入物価指数(前月比予想:-0.2%、1月:-0.2%)
・22:15 欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表(0.50ポイント利上げ予想)
・22:45 ラガルドECB総裁会見
・イエレン米財務長官証言(上院財政委員会)

《CS》

 提供:フィスコ

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