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売り優勢のなか直近の支持線水準での底堅さを見極め/オープニングコメント


 22日の日本株市場は、売り優勢のなか直近の支持線水準での底堅さを見極めることになりそうだ。21日の米国市場はNYダウが697ドル安と大幅に下落。2月の製造業・サービス業PMIが予想以上の伸びとなったため、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化観測が強まり、長期金利が昨年11月以来の水準に上昇。また、ホーム・デポは11-1月期決算が予想を下回り、24年1月期が減益になる見通しを示したことが嫌気され、他の消費関連株へ売りが波及した。朝方発表された1月中古住宅販売件数が予想外に減少したことも重荷となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比195円安の27255円。円相場は1ドル134円90銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まろう。日経225先物はナイトセッションで終盤にかけて下落幅を広げており、27250円とナイトセッションの安値で引けた。これまでのレンジ下限である75日線水準まで一気に下げてきており、押し目狙いのタイミングである反面、短期筋のショートが入りやすい水準である。日経平均は25日、75日線を下回ってくる可能性があるため、持ち高調整の売りが強まる可能性がありそうだ。そのため、まずは売り一巡後の底堅さを見極めたいところだろう。

 東京市場は祝日前で積極的なポジションは取りづらいほか、米国では米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を控えているため、様子見ムードは強まりやすい。売り仕掛け的な動きに対してショートカバーも早い段階で入りやすいとみられ、下へのバイアスが強まる局面においては、その後のリバウンドを狙った短期的な値幅取り狙いの動きも意識されそうだ。チャート上では一目均衡表の雲上限が27080円辺りで横ばい推移しているため、75日線を明確に下放れてくるようだと、目先的なターゲットになろう。

 物色としては指数インパクトの大きい値がさ株が指数を押し下げるなか、バリュエーション面で割安感のある銘柄にシフトしやすい。3月期末が近づくなか、配当志向の物色も見られてきているため、バリュー株への押し目狙いといったところになりそうだ。また、中小型株は資金回転が速いため、業績面で安心感のある銘柄のほか、強いトレンドを継続している銘柄などに絞られそうだ。

《AK》

 提供:フィスコ

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