日本製鉄や神戸鋼が連日の高値更新、好業績評価の買いが継続
日本製鉄<5401>や神戸製鋼所<5406>が連日の高値更新。日本製鉄は5日続伸し、一時2964円まで買われ18年1月以来、5年1カ月ぶりの水準に上昇。神戸鋼も5日続伸で昨年来高値を更新している。両社には好業績を評価した買いが継続している。日本製鉄は9日に決算発表を行い、23年3月期の連結純利益は前期比5.1%増の6700億円の見通しを据え置いたが、在庫評価差などを除いた実力ベースの連結事業利益は11月見通しから増額修正し6900億円と最高益を更新することを明らかにした。同時に期末配当は90円とし年180円とした。また、神戸鋼も同日に発表した決算発表で今期利益予想を増額修正した。日本製鉄に関して、アナリストからは構造改革を進めた結果、実力ベースでの事業利益6000億円以上を継続的に出せるようになってきたことを高評価する見方が出ている。今期予想配当利回りは日本製鉄が6%台、神戸鋼が4%台の水準にあり、配当権利取りの買いも入っているようだ。
出所:MINKABU PRESS
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