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前場に注目すべき3つのポイント~指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均のけん引役に~


15日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。


■株式見通し:指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均のけん引役に
■JT、22/12営業利益 31.0%増 6535億円、23/12予想 6.4%減 6120億円
■前場の注目材料:東芝、株式非公開化を来年度に延期、JIP案の交渉に時間


■指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均のけん引役に

15日の日本株市場は、買い一巡後はこう着ながらも底堅い相場展開が見込まれる。14日の米国市場はNYダウが156ドル安だった一方で、ナスダックは68ポイント高。1月の米消費者物価指数(CPI)がインフレ鈍化継続を証明したものの、予想を上回ったことから金利上昇に伴う売りが優勢となった。米連邦準備制度理事会(FRB)の高官も事前に想定されていた以上の利上げが必要になる可能性に言及したため、利上げ長期化懸念が再燃した。ただし、午後にかけて買戻しの動きが見られたことから、NYダウは下落幅を縮めた。半導体株の一角が買われるなか、ナスダックはプラス圏を回復。シカゴ日経225先物清算値は大阪比125円高の27745円。円相場は1ドル133円00銭台で推移している。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まろう。日経225先物は米CPIの結果を受けてナイトセッションで荒い値動きとなる場面も見られたが、27500円を割り込まなかったことから、下値を売り込みづらくさせそうである。一方で、AMDやエヌビディアが強い値動きだったことから、東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になりそうだ。昨日の日経平均は27700円を回復して始まったものの、寄り付きをほぼ高値水準に利食い優勢だったが、5日線水準での底堅さは見られていた。前日の調整部分を吸収してくる展開から、直近戻り高値の27820円水準を意識させよう。

2月SQ値の27779.75円が心理的な抵抗として意識されやすいため、同水準では強弱感が対立する可能性はあるだろう。ただし、VIX指数は18.91に低下してきたことからリスク選好に向かわせやすく、SQ値をクリアしてくるようだと、先物主導でショートカバーを強めてくる可能性はあるだろう。引き続き米国では重要な経済指標の発表を控えていることから積極的な上値追いの流れにはならないだろうが、日経平均の5日線水準ではその後のリバウンドを狙った押し目買いに向かわせよう。

なお、決算発表は昨日で概ね一巡した。昨日の引け後の決算では、アウトソシング<2427>、すかいらーく<3197>、山崎パン<2212>、日ペHD<4612>、メドレー<4480>、堀場製<6856>、ベース<4481>、ビジョン<9416>、富士ソフト<9749>、テスホールディングス<5074>などが注目されそうだ。また、ピークを通過したことから、改めて見直す動きなどもありそうだ。


■JT、22/12営業利益 31.0%増 6535億円、23/12予想 6.4%減 6120億円

JT<2914>が発表した2022年12月期業績は、売上収益が前期比14.3%増の2兆6578.32億円、営業利益は同31.0%増の6535.75円だった。国内外で紙巻きたばこの値上げが浸透。為替の円安も寄与した。23年12月期は、売上収益が前期比1.1%減の2兆6290億円、営業利益は同6.4%減の6120億円を計画。サプライチェーンのコスト上昇、高温加熱型の加熱式たばこの地理的拡大による投資増加が響く。


■前場の注目材料

・日経平均は上昇(27602.77、+175.45)
・ナスダック総合指数は上昇(11960.15、+68.36)
・シカゴ日経先物は上昇(27745、大阪比+125)
・1ドル=133.00-10円
・SOX指数は上昇(3121.63、+64.32)
・VIX指数は低下(18.91、-1.43)
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・コロナ後の人流再開


・東芝<6502>株式非公開化を来年度に延期、JIP案の交渉に時間
・椿本チエイン<6371>福井に植物工場、28億円投資、25年稼働
・豊田通商<8015>ケニアで地熱発電受注、3万5000kW規模、25年完工
・伊藤忠<8001>韓国・化粧品ブランドを国内独占販売
・日産自<7201>4輪制御技術を高度化、走りの質で差別化
・日揮HD<1963>グループ3社のコーポレート機能集約、新会社を4月設立
・三菱ケミG<4188>再生医療用「ミューズ細胞」開発中止、事業戦略見直しで


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