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8123 川辺

東証S
1,242円
前日比
-5
-0.40%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
8.0 0.34 4.03
時価総額 23.1億円
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川辺---3Qは2ケタ増収、身の回り品事業とフレグランス事業のいずれも2ケタの増収


川辺<8123>は13日、2023年3月期第3四半期(22年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比17.3%増の90.07億円、営業損失が0.88億円(前年同期は2.53億円の損失)、経常損失が0.23億円(同1.94億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が0.60億円(同2.58億円の損失)となった。

当第3四半期連結会計期間(22年10月-12月)は、営業利益1.31億円、経常利益1.58億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は1.38億円の黒字となった。

身の回り品事業の売上高は前年同期比15.1%増となった。ハンカチーフは、行動制限の緩和によりギフト需要が回復基調に推移した。また、引き続き新規取引先の開拓による新しい売上を構築できたことや、SNSに端を発し百貨店店頭や自社ECで大きな売上を構築したラルフローレンエコバッグなどのヒットアイテムの牽引や、訪日外国人観光客需要による一部のブランド商品の大幅な売上伸長等から売上は同10.4%増となった。スカーフ・マフラーは、秋物市場の初動に関してはシルクスカーフや薄手ストール、無染色カシミヤシリーズや、敬老の日向け商品など新作の市場動向が順調に推移したものの、繁忙期である11月・12月の温暖化により防寒商材はクリスマス前後の期間には盛り上がりを見せたものの、シーズンを通しては厳しい市場となった。その結果スカーフ・マフラーの売上は同9.3%増となった。また、新たな取り組みとして始めたカシミヤ回収事業は百貨店店頭を中心に大きな反響がありリサイクル事業として一定の成果を得た。タオル・雑貨は、GMSの店頭、EC事業、TV通販での売上が順調に推移したことや、百貨店内にて積極的におこなったハワイアンキルト柄をモチーフとした商材のイベントが功を奏したこと、また、同社が幹事として自主運営を行う百貨店雑貨売場における売上が牽引した結果、同42.1%増となった。

フレグランス事業の売上高は前年同期比30.2%増となった。行動制限緩和により首都圏を中心とした百貨店や直営店舗の来客数増や沖縄地区の観光客増に伴い店頭は順調に回復基調で推移した。また、引き続きスキンケア商材が小売店店頭及びEC販路で好調に伸長し、主力商材である香水に関しても百貨店での大型イベントによる効果や年末商戦に於けるギフト需要の伸び等が牽引した。

2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比19.4%増の128.80億円、営業利益が1.10億円、経常利益が1.90億円、親会社株主に帰属する当期純利益が0.82億円とする期初計画を据え置いている。

《SI》

 提供:フィスコ

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