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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3431 宮地エンジ

東証P
1,940円
前日比
+13
+0.67%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
12.9 1.33 5.03 33.92
時価総額 537億円
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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─決算ラッシュ通過、押し目と反発の好機を見逃すな!


「決算ラッシュ通過、押し目と反発の好機を見逃すな!」

●市場の攪乱要因が激減、再び出動の時へ

 もうあと数日の辛抱だ。何を辛抱すればよいのか。

 決算発表ラッシュだ。今週末は実に500社以上の発表があった。こうなると、もうラッシュなどという言葉では表現し切れない。イベント会場を埋めつくした群衆のようなもので、とても個別に内容を精査などできるものではない。

 しかし、間もなくラッシュ状態は解消する。それは市場の攪乱要因が激減することであり、当然、投資しやすくなるので有り難い。

 ただ、米国市場では相変わらず金融政策を巡るタカ・ハト議論が絶えず、投資家は安心して投資できなくなってしまっている。

 米長期金利の指標となる10年物国債利回りは、昨年10月に4.2%台まで上昇したあと下落し、いまは3.6%台にある。1月には一時3.3%台に下げたところからの上昇であり、市場はそれを問題視しているのだが、一時的な反発はあって当然。トレンドは下落基調と見てよいだろう。

 また、前述したように、決算発表ラッシュはピークを越え、間もなく終わるのだ。

●豊田通商や黒崎播磨などに注目

 この点を考えると投資はしやすくなるため、狙った銘柄の押し目と反発を見逃さないようにする。これに徹するのが正解となる。

 具体的には、まずは豊田通商 <8015> [東証P]になる。社名で明らかなようにトヨタ系の総合商社であり、自動車関連製品の扱いが多いが、注目したいのはEV(電気自動車)用電池で不可欠なリチウムに強いこと。株価は堅調高が見込める。

 1月22日掲載の当コラムで「鉄が浮かんで木の葉が沈む相場」と述べたが、いまも状況は変わっていない。日本製鉄 <5401> [東証P]など鉄鋼株が引き続き強いので、改めて黒崎播磨 <5352> [東証P]に注目だ。高炉に使われる耐火レンガに強い点に着目だ。

 2月8日までは絶好の動きだったものの、同日発表した第3四半期決算が減益となったことを機に大きく売り込まれた宮地エンジニアリンググループ <3431> [東証P]も、鉄鋼周辺銘柄として再浮上が見込める。

 金融株にも目を向けておくと、武蔵野銀行 <8336> [東証P]がある。人口増が続く埼玉県を地盤としている点が魅力だ。

 最後にETFを。上場インデックスファンド米国株式(NASDAQ100)為替ヘッジあり <2569> [東証E]を。そして、iシェアーズS&P500米国株ETF(為替ヘッジあり) <2563> [東証E]も。いずれも米国市場の回復を想定し、中長期で取り組みたい。

2023年2月10日 記

株探ニュース

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