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【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 2月12日版

日経平均は週明け後、上下どちらかへはっきりとした流れができる公算
1. NYダウは週明け後の価格が上昇を継続するかが焦点
  NYダウは、2月に価格が上昇する場合、押し目をつけた後、目立った調整なく、上げられる場所まで一気に上昇する展開になっています。価格がはっきりとした上昇を開始する場合、1月の下値堅さを確認して、月初から上昇するか、2月上旬には押し目をつけて、上値を試す動きになっています。
 2021年は、2月1日から24日までほぼ一本調子の上昇を経過した後、月末まで上値を抑えられています。2020年は、3日から12日まで上昇して、その後、月末まで大幅安となっています。2019年は2月8日に押し目をつけた後、25日まで一本調子の上昇を経過して、その後、月末まで上値重く推移しています。
 2月の値動きのパターンを考慮すると、2月中、昨年12月の高値3万4712ドル(前回、3月頃までの上値の限界と見られる値位置とした地点)を目指す上昇場面へ入る可能性が残されているとするなら、2月1日の安値3万3581ドルを維持する格好でつけた2月10日の安値3万3591ドルが押し目になって、今後の価格が一本調子の上げ場面になるパターンだけだと考えられます。
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