メルカリが急落、前日の急騰後「個人投資家は早々に他銘柄にシフト」の声
メルカリ<4385>が急落。下落率は一時9%を超えた。足もとの株価は決算発表前の水準を下回っている。7日の取引終了後に発表した23年6月期第2四半期累計(22年7~12月)の連結決算は最終損益が黒字となり、これを受け翌8日の同社株は急伸した。ただ買い一巡後は目先の利益確定を目的とする売りが出て、上げ幅を縮小する展開だった。9日は売りが先行した後、5日移動平均線を割り込むと、一気に下げ足を速める展開。市場では「今期のメルカリは収益性を重視する方針だったので、黒字確保自体は想定の範囲内だった。短期で売買する個人投資家は早々に利益確定に動き、メルカリからAI関連やほかの決算発表銘柄に資金をシフトしている」(国内証券アナリスト)との声が出ていた。
出所:MINKABU PRESS
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