ファストリが1000円超の下げ、SQ視野に先物主導のインデックス売りの影響
ファーストリテイリング<9983>が1000円超の下落で75日移動平均線との上方カイ離を解消する動きにある。前日の米株高も外国為替市場で進むドル安・円高の動きを背景に全体相場は軟調地合いとなっている。今週末にオプションSQ算出を控えており、先物主導で仕掛け的な売りも観測される。きょうは日経平均寄与度の高いソフトバンクグループ<9984>が前日発表された10~12月決算の大幅最終赤字を嫌気され大きく下押す展開を強いられているが、ファストリについて市場関係者は「特に足もとで悪材料は見られないものの、ソフトバンクG同様に日経平均先物絡みのインデックス売りで下値を試す展開となっている」(中堅証券ストラテジスト)としている。同社株とソフトバンクGの2銘柄で10時40分現在120円程度日経平均を押し下げており、これを差し引くと日経平均とTOPIXの下落率は概ね一致する。
出所:MINKABU PRESS
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