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東京株式(前引け)=大幅反落、欧米のリセッション懸念などが重荷

 4日前引けの日経平均株価は前営業日比369円84銭安の2万5724円66銭と大幅反落。前場のプライム市場の売買高概算は6億4893万株、売買代金概算は1兆4706億円。値上がり銘柄数は269、対して値下がり銘柄数は1523、変わらずは46銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、欧米のリセッション懸念が高まるなか主力輸出株をはじめ広範囲にリスク回避の売り圧力が強まり、日経平均株価はフシ目の2万6000円台を大きく下回った。前日の米国株市場ではNYダウやナスダック総合株価指数など主要株価指数が安くなり、半導体関連株なども値を下げる銘柄が多く、これを引き継ぐ形で軟調地合いを余儀なくされている。外国為替市場でドル安・円高が進んだことも輸出株中心に嫌気された。日経平均は一時400円以上水準を切り下げる場面もあったが、その後は突っ込み警戒感からの買い戻しが入りやや下げ渋っている。ただ、個別株は全体の83%の銘柄が下げる状況にあり見送りムードが強い。

 個別ではレーザーテック<6920>が軟調、日立製作所<6501>も売られた。キーエンス<6861>も安い。ファーストリテイリング<9983>が下値を探り、エーザイ<4523>が大幅安。ペッパーフードサービス<3053>が大きく利食われ、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>の下げも目立つ。半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが高く、第一生命ホールディングス<8750>も買い優勢。ソニーグループ<6758>もしっかり。東光高岳<6617>、ジェイテックコーポレーション<3446>などが大幅高に買われた。

出所:MINKABU PRESS

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