29日の株式相場見通し=続落、中国の新型コロナ感染拡大を嫌気
29日の東京株式市場は主力株をはじめ幅広く売りに押される展開となり、日経平均株価は続落する可能性が高い。前日の欧州株市場が総じて安かったほか、米国株市場でもハイテク株などを中心に広範囲に値を下げる銘柄が多く、NYダウが3日ぶりに反落したほかナスダック総合株価指数は続落となり年初来安値を更新した。中国政府の新型コロナウイルス感染防止を目的とした規制が相次いで緩和されているが、一方では同国内でコロナ感染者数が急増していることが改めて確認され、これが嫌気される格好となった。東京市場では今週に入り日経平均が下げ止まる動きをみせたものの、買いは続かず前日は売りに押される展開だった。きょうもリスク回避の売り圧力が意識されるなか2万6000円大台攻防も視野に入れる軟調地合いが予想される。外国為替市場で1ドル=134円台半ばまで円安が進んだことは、輸出セクター中心に追い風材料となり得るが、これを好感する動きは限定的となろう。
28日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比365ドル85セント安の3万2875ドル71セントと3日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同139.938ポイント安の1万213.288だった。
出所:MINKABU PRESS
28日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比365ドル85セント安の3万2875ドル71セントと3日ぶり反落。ナスダック総合株価指数は同139.938ポイント安の1万213.288だった。
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