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米消費者物価指数(CPI)や米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に模様眺めムード/オープニングコメント


 12日の日本株市場は、売り先行で始まった後は、次第にこう着感の強い相場展開になりそうだ。9日の米国市場はNYダウが305ドル安だった。11月生産者物価指数(PPI)が予想を上回ったため一部の市場関係者の間で浮上していた来年の利下げ観測が後退した。12月のミシガン大学消費者態度指数で1年先のインフレ期待が予想外に低下したため一時プラスに転じる場面も見られたが、長期金利の上昇が重荷となる格好から、終盤にかけて下落に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比105円安の27745円。円相場は1ドル136円60銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まろう。PPIの結果を受けて13日に発表される消費者物価指数(CPI)への警戒感が高まるなか、先週末の上昇に対する反動安が意識されやすいところではある。ただし、日経平均は上値抵抗線として意識される25日線を捉えてきており、いったんは戻り売りに押される展開は想定内だろう。一方で、5日線辺りでの底堅さが意識されてくるようだと、CPIや米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、売り方についてもポジションをニュートラルに修正しておきたいところであり、巻き戻しの動きも意識されそうだ。

 基本的にこう着感の強い相場が見込まれるなか、積極的にポジションを取りに行く動きは限られるため、リバランスの動きが中心になりやすいだろう。米株安を受けて売りが優勢になるものの、売り一巡後の底堅さが見られる局面においては、短期的ながらもリバウンド狙いの動きも意識されそうだ。また、日経平均は5日線を下回ってきたとしても、75日線水準が12月のSQ値であるため、同水準を上回っての推移が継続するようだと、リバランスに伴うショートカバーの動きが下値の堅さにつながりそうである。

 物色の流れとしてはこう着感の強い相場展開が継続するなか、個人主体の中小型株や材料株などに、短期的な値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。また、今週からIPOラッシュが本格化してくるため、日替わり的な商いになりやすいものの、IPO銘柄に資金が集中することになりそうだ。

《AK》

 提供:フィスコ

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