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【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 12月11日版

日経平均は週明け後に2万7500円以下へ下げるなら、年末へ向けて2万4681円を目指す可能性
1. 日経平均株価の12月の動き方
 図1は、1990年から2021年までの 日経平均株価の12月の動き方です。
 左側が12月にはっきりとした上昇の動きが表れたときの展開、右側がはっきりとした下降の動きが表れたときの展開、真ん中が保ち合いの動きになります。
 本年のように月初に価格が下げているパターンは、上昇、保ち合いの場面でも表れていますが、12月上昇の④のパターンを除けば、月初の下げがだいたい3営業日程度で終わり、6営業日目ごろになると、月初の高値を超える動きが表れています。1カ月は20営業日程度ですから、1カ月の日柄の3分の1を使ってしまう頃には、押し目をつけて反転しているわけです。
図1 日経平均株価の12月の展開
【タイトル】
 本年は、12月1日の高値2万8423円をつけた後、上値を抑えられて、12月8日の安値2万7415円まで、6営業日で1008円幅の下げを経過しています。
 7営業日目となる12月9日に急反発しましたが、下げた分の半値戻しとなった程度で、すぐ上の2万8000円は強力な壁になっています。
 前週末のNYダウが反落した流れを映して、週明け後の日経平均株価は下放れて寄り付く公算です。
 これまでの動きを考慮すると、本年12月の日経平均株価は、上昇の④の展開か、下降の②の展開のどちらかになると考えられます。
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