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株価指数先物【引け後コメント】 円高をトリガーにショートが強まるも、リバランス中心で混乱せず


大阪12月限
日経225先物 27760 -490 (-1.73%)
TOPIX先物 1951.5 -35.5 (-1.78%)

 日経225先物(12月限)は前日比490円安の2万7760円で取引を終了。寄り付きは2万8030円と、シカゴ日経平均先物(2万8010円)にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まった。寄り付き直後につけた2万8060円を高値にショートが強まり、一気に2万7800円を割り込んだ。25日移動平均線水準でいったんは下げ渋ったものの、前場終盤にかけて再びショートが強まって、一時2万7660円まで売られた。前引けのTOPIXの下落率が2%を超えたことで、日銀のETF買い入れへの思惑を背景に後場は若干ながら買い戻しが優勢となり、2万7700円~2万7770円辺りでの推移だった。

 日経225先物は為替市場での円高をトリガーにアルゴリズムが発動したとみられ、開始直後からショートの動きが強まった。一気にこれまでの上昇トレンドラインの下限だった25日線を割り込み、75日線に接近する動きも見られたため、ヘッジに伴うショートも加わったと考えられる。

 なお、きょうは円高がトリガーになったとみられるが、為替市場では現時点で1ドル=133円台半ばまで円高が進んでいる。ナイトセッションでは日中終値を挟んで落ち着いた値動きから、日中安値水準で推移している。米雇用統計の発表を控えて様子見姿勢のなか、売り方優勢の動きであると考えられる。ただし、日中の大幅な調整でリバランスの商いが一気に進んだ可能性もあり、底堅さがみられてくるようだとショートカバーに向かわせそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で14.22倍だった。前日に25日線水準まで上昇し、きょうは一時14.26倍まで切り上がり、75日線に接近する場面も見られた。11月に入ってからのNTショートのリバランスの動きが強まった格好だが、これにより13週、26週、52週線が集中する水準まで切り返している。リバランスの動きとしては一巡感も出てこようが、これらの抵抗線を明確に上放れてくると、8月の戻り高値である14.58倍辺りまでのリバランスが意識されてきそうだ。

 なお、しばらくは為替の推移を警戒しながらの値動きが予想されるものの、VIX指数の20割れなどリスク選好を背景に、リバランス中心のなかで日経平均型優位の展開を想定しておきたい。

 手口面では、日経225先物はJPモルガンが2400枚、ドイツが145枚、BofAが880枚、UBSが730枚、ソジェンが630枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが4120枚、SBIが500枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はJPモルガンが487枚、モルガンSが4300枚、ゴールドマンが4050枚、ABNアムロが2580枚、ドイツが1980枚程度の売り越しに対して、ソジェンが6950枚、みずほが5610枚、BNPパリバが2480枚、クレディスイスが1850枚程度の買い越しだった。

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